事の始まりは2023年7月だった。
Xは「クリエイター収益分配(Revenue Sharing)」によって、有料会員向けにキックバックを開始した。
有料会員になれば金が稼げるぞ、会費などごく少ない経費でしかなくなるぞ、みたいな。
これによりインプレゾンビと呼ばれる、表示数を拡大するための様々な行為が目立つようになった。
収益目的で青バッジを買ったアカウントは、インプレッション数を稼ぐために必至になった。
他人のPostや動画の転載、文章を分割してPost数を増やし総インプレッション数を稼いだり、AIで文章を作った自動投稿など、様々な手法でインプレッションをかき集めていた。
しかしこれが終了となり、代わりに「オリジナルコンテンツ報酬プログラム(Original Content Rewards Program)」が始まる。
参加条件は以下の通りとなっているが、これを満たしたとしても全てのアカウントが対象になるわけではない。
・オリジナルコンテンツ報酬プログラムが利用可能な国に居住していること
・Xの収益化基準や利用規約に違反した履歴がないこと
・Xプレミアムに加入していること
・バッジ付きユーザーのフォロワーが500人以上いること
・過去90日間に認証済みユーザーからのインプレッションが50万回以上あること
・定期的にオリジナルコンテンツを投稿していること
これまでは1万インプレッションで$1前後の収益になっていたそうだ。
それでも年収水準の低い国や地域では、働くよりも稼げるとあってインプレゾンビが増加した。
日本でも同様にインプレゾンビもあれば炎上的な閲覧稼ぎもあり、AI生成による自動投稿などのツールも情報商材屋が売っていた。
X的には収益率の改善(支払額の低減)を行う必要があったのだろう。
テスラもSpace Xも厳しい状況にあって、Xも稼げないとなればイーロンマスク氏も面白くはない筈だ。
ゴタゴタの末に買い取ったXなので、何とか収益事業にしたい。
なお日本法人の利益は減少している。

Xは仕様変更なども気分次第的な感じで、全く落ち着きがない。
今回の収益化方法の変更も突然と言えばそうで、自称投資家とか、自称資産家とか、自称億を稼いだと書いている人たちが、焦りまくることとなった。
普通にXを使う人から見れば、こうしたノイズが排除されるのは有り難い変更である。
収益率の改善になるのか否か。
稼げないとなれば青バッジを外すアカウントも多くなるはずだが、稼げないから青バッジを外すと言うことは、X的には支払い減少率の方が高いことになる。
日経は少し前から静止画をアニメーテッドGIF化して、画像をクリックさせようとしている。
これに何の意味があるのかは知らないが、こうしたことも抑制されるのだろうか?



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