責任の最小化と利益の最大化

サイバーキャブへの投資は安全なのか?
テスラはサイバーキャブの運用者を探していくようだ。
ここで重要なのは法的責任であり、サイバーキャブが事故を起こした場合は所有者が補償しなければいけない。
従ってテスラ自身がサイバーキャブを運用するのはリスクが大きい。
もっともサイバーキャブ自体の不具合による事故では、テスラへの責任範囲が及ぶ。
このあたりが難しい所で、通常のメンテナンスを怠るなどすると所有者の責任になる。

現状でFSDは完全ではないので事故の責任の多くはテスラになるとは思うのだが、これまでもテスラはFSDに責任はないと言い続けている。
いったん事故が起きれば長い裁判が待っていると考えて良いだろう。

運用を他社に任せれば、テスラは歩合とFSD費用で稼ぐことが出来る。
サイバーキャブを買った人は車内の清掃だとか消毒、充電や各部のメンテナンスを行い、サイバーキャブを街に放つ。
サイバーキャブは勝手に金を稼ぎ、勝手に車内が荒らされ、勝手に傷つけられ、バッテリーを使い切って戻ってくる。
或いは戻ってくることが出来ず、立ち往生したサイバーキャブを迎えに行かなければいけないかも知れない。

途中で電欠にならないようにするには1日に2回は充電しなければならない。
テキサスでのタクシーの平均走行距離は400km/日前後だと言われている。
もっとも1日に2回の充電と、その時点での車内清掃で間に合うのかという問題もある。
マナーのいい人だけが乗るのなら良いが、車内でドーナッツをシートにこすりつけたり、シェイクをこぼしたり、車をゴミ箱代わりに使ったりする人も当然現れる。
車内監視用にカメラは付けられているが、マナー意識の希薄な人は普通にそれらのことを行うだろう。

売り上げが月間3千ドル前後、テスラへの上納金が千ドルとすると残りは2千ドルである。
車両価格は3万ドル以下だとテスラは言っているので、車両代は15ヶ月で回収出来る。
15ヶ月間の走行距離は20万km弱なので、そろそろバッテリーの交換か、大規模メンテナンスが必要な時期になる。

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