ここは50Hzの東京電力管内なのだが、電話はNTT西である。
回線はFletsなのでNTTからメディアコンバータを借りている。
いつからなのかは全く記憶にないのだが、ふと見ると赤色LEDが点灯している。
そうか、全部緑じゃないんだ、位に思っていた。

そもそもTVは殆ど見ないので気づかなかったのだが、映像出力がダメらしい。
そこでTVを接続してチェックしてみると、UHF帯もレベルが低いし衛星放送は更にレベルが低い。
これが異常なのかな。
でもレベル異常が検知出来るなんて、RFディテクタが付いているのだろうか。
故障内容はよく分からないのだが、NTT西のサイトから自動チェックを行ってみると、NTT側からメディアコンバータをチェックし、機器の異常と判定された。

そうか、壊れているのか。
故障していますよとの通知画面の下の「交換」をクリックすると代替機を送ってくれるそうなので、交換を申請した。
これはあっけないほど簡単だった。

翌々日に交換用のONUが送られてきた。
電源も交換しないといけないのかな、なんて思いながらACアダプタを引っ張り出す。
光コネクタを外し、ネットワークケーブルを外してONUを交換した。
しかし映像LEDは赤のままなのだ。
TVで電界強度を見ても交換前と変わっていない。
光ケーブルが折れていたらONUの”光回線”のLEDが消灯すると思う。
でもまあ一応交換してみたが、しかし何も変わらなかったのだった。

故障がどう判断されるのか?再度NTT西のリモート診断を行ってみる。
するとONUが故障しているから交換しますか?と、前回同様になった。
これってくり返し交換しても何も解決しないヤツだよな、たぶん。
そこで問い合わせをしようと思ったのだが、これが少し面倒だった。
フリーダイヤルに電話をして、お客様IDや連絡先電話番号を入力し、NTTからの電話を待つ方式だ。
Amazonならすぐに電話がかかってくるが、NTT西は「ただいま混雑しておりますので翌日になる場合が御座います」だそうだ。
翌日になっても、翌々日になっても、3日経っても電話はかかってこなかった。
そこでメールでの問い合わせ窓口に、現象を書いて送った。
すると翌日に返信があり、電話で問い合わせるようにと書かれていた。
電話で問い合わせると自動音声応答で、Webから問い合わせるように案内され電話は切れる。
何ならSMSでURLを送るよみたいな、いやいや、そういうの要らないから。
結局人間が応答してくれるのは電話線が切れているとか、電柱が折れちゃっているよみたいな、見て分かる物理障害の部署だけだった。
仕方がないのでそこに電話をすると、契約者の確認などが行われた後に修理を受け付けてくれた。
通信用の帯域は1.3μmあたりの波長で、RF伝送用は1.6μmの少し下くらいだっけ。
ファイバーのキズなどによる減衰量は短波長域で多くなり、曲げによる減衰は長波長域で多くなる。
何が原因か、どこが原因かは測定器がないと分からない。
ファイバーが折れていたり傷んでいるとすると、その部分で反射係数が変わる。
宅内のファイバーのコネクタからパルス光を入れると、傷みのある場所で反射が起きて信号が帰ってくる。
その時間を計ると、障害のある部分までのファイバーの長さが分かる。
現地調査までには数日待つ事になった。
首を長くして待った、なんて事もなくその日はやって来た。
午前中にNTT(の、外注)の人が来てレベルを測る。
レベルはかなり低いそうで、通信が出来ているのが不思議なくらいだと言う。

この近くでは3箇所の接続点があるそうで、そこを順番に見ていくのでネットは切れますよと言われる。
修理完了までには1時間くらいかかり、原因は光コネクタの入っているジャンクションボックスに大量のアリが入っていたという話だった。
アリが持ち込んだゴミだとか死骸その他でコネクタが汚れ、伝送ロスが増えたらしい。
前回はカラス、今回はアリか。
対応としてはコネクタを外し、ファイバー同士を融着したとのこと。
山の中ではリスによる被害も多いのだそうだ。
このあたりではリスケーブルという、リス対策の被覆の線が使われている。
虫が寄りつかないように防虫成分も入っているが、その臭いをネズミが好むそうでネズミによる被害が増える、と言う話もしていた。
修理が完了してONUのLEDは緑になった。



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