タカギの散水タイマーが壊れた

植物

1Fのベランダに置いたプランターには、タカギの散水タイマーを使って自動水やりを行っている。
元々はキュウリやトマトを育てた時にセットしたのだが、水耕栽培ほどの収穫量が得られなかったため、野菜の栽培はやめて観賞用の植物を植えている。
その植物を見ると、根元の土が乾いている。
普通なら朝に散水が行われるので、少なくとも午前中くらいは土が湿っているはずなのだ。

散水タイマーは屋外の水抜き栓の所に取り付けてある。
冬場の凍結防止の意味もあり、発泡スチロールでカバーしてある。
そこから引っ張り出してみると、LCDに何も表示されていない。
電池を取り替えたのがいつだったか忘れてしまったのだが、この時点では電池切れを疑った。
部屋から新しい単三電池4本を持ち出し、早速交換する。

交換してがLCDには何も表示されない。
ん?壊れたって事?
屋外での作業には限界があるので、ホースを外して(ワンタッチ)部屋に持ってきた。

電池を入れたり抜いたりしていると、LCDに何かが表示されたりするが正常ではない。

ケースは、ケース下部の2本のビスを外すと分解できる。
本体部分(白っぽい部分)とブルーの底部の蓋の間にはパッキンは入っていなかった。

実はどんな電磁弁が使われているのか、興味があった。
乾電池で動くソレノイドなのだから、限られた電力でON/OFFする必要がある。
しかし見た目は普通のものだった…

見て分かるような腐食や部品の脱落は無かった。
基板は小さなものだが、部品はそこそこ乗っている。

筐体内側を見ると水滴が付いている。
結露による障害かも知れない。
水が入るような構造ではないし、発泡スチロールのカバーもかぶせている。
しかし寒暖差が大きければ結露はする。
屋外で使うものなのでコート剤が塗られるなどしていても良い感じがするが、基板を見る限りそんな風には見えない。
直るかどうか分からないが、ヘアドライヤーでしばらく風を当ててみた。
それから電池を入れると、正常に動作するようになった。

ただし根本的な対策はしていないので、温度や湿度の急変でダメになるかも知れない。

裏蓋部分は密閉されていない。
万一水が入ったとしても下に抜ける構造ではあるが、結露には無防備だ。

なお現在売られているものはケースの構造もデザインも変わっているので、対策が進んでいる可能性もある。
乾電池4本で1年くらいは動作してくれるので、自動散水用タイマーとしては良く出来ていると言える。
ただしこの結露の問題はちょっと嫌だ。
中華散水タイマーならタカギ製の1/2~1/4の価格なわけで、高価な分だけ信頼性を上げて欲しいと思った次第である。

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