古い冷蔵庫の一部を捨てた

東芝の冷蔵庫を解体して捨てようとしたのだが、シャープ製のようには行かなかった。
発泡ウレタンが固くて分解が出来ない。
仕方がないので冷蔵庫本体というか筐体はしばらく置いておくことにする。

コンプレッサなどの冷凍機は外した。
最初に高圧側の銅管を折り曲げて出来るだけガスが出ないようにし、刃の厚いワイヤカッタで銅管を潰しながら切断する。
そこをバーナで炙って半田付け、封印した。
この状態で少し運転してから低圧側も同じように切断して封印、エバポレータ類も封印していった。
リークテスターが反応しなかったので、たぶん漏れていないと思う。
なお冷蔵庫がガス回収出来る構造か否かは定かではない。

冷蔵庫内部の野菜ケースや製氷皿はプラスチックなので、リサイクルセンタに持ち込んだ。
リサイクルセンタは基本的に無料で資源ゴミを引き取ってくれる。
ゴミとして集積所に出すことも出来るし、割ってしまうと燃えるゴミに変身する。
燃えるゴミでも良いのだが、結構かさばるものなので持ち込んだ。
燃えるゴミの収集は有料(有料袋)だが、リサイクルゴミは無料で引き取って貰える。
ここまでは良かったのだが、リサイクルセンタの委託業者が冷蔵庫の部品は受け取れないという。
そこで市の環境衛生課に、プラスチック部品の一つを持って話を聞きに行く。

私:これを捨てようとしたら冷蔵庫の部品だからダメだと言われました。
市:冷蔵庫はダメです。
私:冷蔵庫本体ではなく、プラスチックの板です。
市:冷蔵庫はダメです。
私:何故これが冷蔵庫だと言えるのですか?
市:あなたが今冷蔵庫だと言いましたよね?
私:私は冷蔵庫だとは言っていませんが、これが冷蔵庫だとあなたに分かるのですか?
市:あなたが冷蔵庫だと言いましたよね?
私:私は冷蔵庫だとも、冷蔵庫の部品だとも言っていません。
市:冷蔵庫は捨てられません。
私:これはオーディオラックの部品です。
市:それなら問題ありませんが、他にもありますか?
私:他にも沢山ありますので、何ならここに持ってきましょうか?
市:それは冷蔵庫の部品ですか?
私:全てオーディオラックの部品です。

だいたいこんな話なのだ。
最終的には市の職員が私と一緒にリサイクルセンタに行き、プラスチックケースや卵入れ(!)や製氷皿(!!)を見た上で、オーディオラックの部品だと判断して捨てて貰った。
絵に描いたような公務員である。

この手の話は賃貸住宅と小動物の問題でも起きた。
小動物とは何なのかみたいな話で、フレミッシュジャイアントウサギは成長すると体重が10kg近くになる。
一般的な猫は5kg位なので、ではウサギが良くて猫がダメと言えるのか?みたいな話だ。

犬を飼ってはいけない住宅で犬を飼っている人がいた。
管理者がそれを指摘しても、飼い主はその動物は犬ではなくウサギだと言い張る。
管理者はそれが犬であることを証明しなければいけないのだが、現実問題として難しい。
と言うことが全国各地で起き始め、賃貸契約の多くに”管理者が不適切と認めたものを部屋に入れてはいけない”的な文言が追加されるようになったとか。

話が逸れた。
せっかくリサイクルセンタに持ち込んだプラスチックが再生利用されれば良いのだが、場合によっては全て燃やされてしまう。
燃やすことを熱リサイクルと呼ぶわけで、だったら分別収集に意味はない。

リサイクルセンタは市内にいくつかあり、広い敷地と綺麗な建物で工費は1箇所あたり約10億円である。
これは市の税金も使われるのだが、多くは国の補助金によるものだ。
補助金を貰うには分別収集しなければならず、分別収集した後に混ぜて燃やしてしまうことに関しては不問だ。
リサイクルセンタに直接ゴミを持ち込む人もいる(1時間に1人くらい)ので、ゴミの受付場所には常時7人くらいの人がいて、人件費も凄いのだろうなと思うのだが維持費は公開されていない。
リサイクルセンタはゴミを受け入れる施設で、ゴミ処理自体は行っていない。

冷蔵庫は解体してはいけないことになっている。
一つは冷媒が漏れる恐れがあり、発火(R600aの場合)や吸引による事故、環境問題があるからだ。
TVも捨てられないのだが、これはブラウン管時代の名残である。

冷蔵庫を解体してはいけないと言われているが、個人が自分の持ち物を壊しても罰せられる事はない。
ただ厳密に言えば、解体した非鉄金属を金属回収業者に(継続的に)売った場合は、無許可処理による収益事業とされる場合がある。
解体した部品が冷蔵庫かどうかなのだが、まあ冷凍機は冷蔵庫の一部と判断されるかも。
冷凍機や蒸発器は金属屋に持っていった方が良い。
エアコンも同様で、銅やアルミが多く使われているので高く買い取ってくれる。

冷蔵庫本体は、切断すれば捨てられる。
東芝製冷蔵庫の発泡ウレタンが固く接着力が強いので、電動ノコギリで切って分解するしかなさそうだ。
分解性を考えると三菱などの真空断熱方式の方が良いかも。
外装は薄い鉄板なので、レシプロソーに金属切断用の刃を付けるのが手っ取り早い。
底部は少し厚めの鉄板が張り付いているので、ここはジグソーで切っていくしかない。
ただ切断してもウレタンと鉄板を剥がすのが大変そうなので、資源ゴミにはならない。
発泡ウレタンは加熱しても軟化しないし、難燃剤が含まれているので燃えにくい。
なお発泡ウレタンはリサイクル性が悪いので、多くの場合は燃やして処理される。

冷蔵庫の扉は土留め用に使う。
以前に斜面に埋めたシャープ製冷蔵庫のドア部分は、それにせき止められた枯れ枝や土などが滞積している。
深く埋めないと倒れてしまうそうだし、深く埋めると(地上に出ている部分が少なくなるので)木の枝や枯れ葉に埋まってしまう。
道路から見えるところではないから良いのだが、いささか格好は悪い。

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