防錆塗料の実験はどうなったのか?

さくらVPSの移行に伴うデータ消失で、防錆塗料実験の記録も消えた。
防錆塗料実験は2回行っていて、2回目の結果は未だページにしていなかったような気もするし、公開していた気もするし、それすらも分からなくなっている。

写真左側が2度目の実験、右側が最初の実験のものだ。

2度目の実験ではディスクロータの錆をそのままにした部分と、グラインダで削って錆を落とした双方に防錆塗料を塗っている。
最初の実験では全て錆の上から塗った。

最初の実験のもので残っているのはさび色の錆止め塗料、同銀色のもの、そしてサビキラーである。
サビキラーやさび止め塗料は表面に錆が浮いてきていて、塗色が銀色なので目立つ。
塗装のエッジ部分も剥がれかけているので、耐久性としてはもはや限界か。
この実験を開始してから4年くらい経っているかな。

サビキラーの少し上の黒っぽい部分はさびチェンジの残骸、その上の方にも若干の痕跡はあるが既に効果を失っている。

2度目の実験ではさび止め塗料の他にPOR-15やノックスドールも加えた。
塗っている範囲が広いのは、錆を落として塗った所と錆の上から塗った所が連続しているからだ。

銀色の部分と赤さび色のさび止め塗料の間はさびチェンジだったかな、忘れてしまった。
ここはうっすらと跡が残っているが、防錆剤としての効果はなくなっている。

銀色の部分はサビキラーで、若干錆が浮いているがしっかり残っている。
この時には厚塗りしているので、塗りが足りずに錆が出てきたわけではない。
錆の上から塗った部分は表面がつるっとしていて、錆を落とさずに塗った部分は錆のザラザラが出ている。

ノックスドールは剥げてしまっている。
他の実験でも余り長くは保たないので、毎年塗り替える的な使い方のものなのだろう。
錆を剥がして塗った部分はまだ残っているが、錆の上から塗った方はかなり剥げている。

POR-15は半透明黄褐色なので分かりにくいのだが、錆を落として塗った側も錆の上から塗った方も特に変化はない。
錆の上から塗った方はザラザラが見える。

錆止めとしては赤さび色の防錆塗料が安定した効果を発揮している。
塗膜が厚く錆の上から塗る事も出来るが、端の方が浮いてくるとペリッと剥がれやすくなる。

密着性という点ではPOR-15が良いのだが、ツルツルした面には定着せずに剥がれやすい。
このディスクロータはハンドグラインダで錆を落としたので、表面がざらついていて剥がれにくくなっているのだが、塗装の上に塗ったりすると数年で剥がれてしまう。
逆に錆の上に塗ると非常に良く密着する。
POR-15は錆を防ぐために予防的に使うものではなく、錆びた部分の錆を進行させない為に塗る防錆剤だ。

紫外線に弱いので上塗りが必須だという人もいるのだが、この実験では日当たりの良い場所に放置していたので数年で劣化する事はない。
POR-15は価格が高いのが難点だが、錆の進行を阻止出来る防錆剤だ。
錆が鉄板の深い所にまで達している場合は、その部分を切り取ってしまわないと錆の進行が抑えられない。
しかしPOR-15を塗ると、そうした状態であっても錆が浮いてくる事をかなり防ぐ事が出来る。

錆転換剤のサビキラーも安定して長期間の防錆効果がある。
ただし錆が浮いてくるような、表面にさび色が出て来る。
サビキラーは水性で使いやすいのだが、長期効果を狙うのなら上塗りが必要だ。

ノックスドールはシャーシブラックやアンダーコートの代用程度に考えるのが良さそうだ。
シャーシブラックやアンダーコートも、錆の無い部分に塗れば長持ちする。
錆の上から塗ってしまうと、ノックスドール同様に剥がれやすい。
ノックスドールはプロモーション過多で期待を大きくさせるわけだが、実際の効果は期待値以下だ。
施工店に言わせれば(錆びるのは)施工方法が誤っている、錆びるべき所に塗っても意味が無い(錆びない所に塗れば錆びない)そうだ。
ようするに水や日光に曝されないような、錆びていない場所の保護には有効と言う事なのかな。

ノックスドールはディスクロータの他に、スチール物置や工具箱にも塗って実験したが、いずれも長持ちしなかった。
工具箱に関しては何を塗っても錆が浮いて塗料を押し上げてきてしまった。
鉄の芯の部分まで錆びて、それが進行していく状態だ。
赤さび色のさび止め塗料を塗ったり、サビキラーを塗ったり、ノックスドールを塗ったりしたがいずれもダメだった。
それらを適当に剥がして(剥がされていない部分も多々ある)POR-15を塗ると、錆の進行は止まった。

下の写真の部分はPOR-15を塗った上からシャーシブラックを吹いている。
ここもPOR-15以外では錆の浮きを解決出来なかった。
POR-15を塗って1年ほど経っても錆は浮いてこなかったので、シャーシブラックをスプレーしたのは主に見栄えのためである。
なおPOR-15には黒色のものもある。

ノックスドール同様に半乾きになるKUREのスーパーラストガードも使ってみたが、これはノックスドールよりは効果的だ。
浸透性が強いのかノックスドールよりも錆浮きを防げるが、耐久性は余りない。
水がかかる場所や陽の当たる場所に使う場合は、上塗りしないと1年~2年で効果がなくなってしまう。
メリットは安価な事で、ちょっとした部分にも使える手軽さがある。

スチール物置には海水水槽関係のものを置いていた関係で、塩水がかかって錆びた。
最初はノックスドールを塗ったのだがすぐに錆が浮いてダメ。
次に赤さび色のさび止め塗料を塗ったが、これもやがて剥がれてしまった。
ある程度それらを剥がした後に、スーパーラストガードをスプレーした。

しかしそのスーパーラストガードも効果が失われてきている。
スーパーラストガードと長期防錆スプレーは販売チャネルの違いだけで中身は同じだそうだ。
長期防錆スプレーの方が容量あたりの価格がお得なので、今後は長期防錆スプレーを買う事にする。

POR-15を塗れば良いのだが、残りが少ししかない…

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