オゾンは脱臭・殺菌効果が高い。
富士通の脱臭機にも紫外線灯によるオゾン発生器が内蔵されている。
オゾン発生器は主に中華ものをいくつも使ったのだが、寿命が短い。
基本的な電界によるオゾン発生の原理は、誘電体を挟んで無声放電させることだ。
例えばガラス板を挟んで電極を設置し、その電極に高電圧を加えるとオゾンが発生する。
このガラス方式は比較的寿命が長いのだが、中華ものに関してはリークが発生して壊れた。


最近はガラスではなくセラミックを通して放電させるものが増えた。
セラミックに電極を蒸着或いはエッチングで付ければ良いので、ローコストで出来る。
これも使ったことがあるが、電極の蒸発やセラミックのピンホールなどで壊れる。
開放電極型のオゾン発生器は、空気中の水分量すなわち湿度によってオゾン発生量がかなり変化する。
湿度が低いとオゾン発生量が増え、湿度が高ければ減る。
その為オゾン発生器の前にドライヤを設置したものもある。
脱臭や殺菌に効果があるとは言うものの、すぐに壊れるのは嫌だ。
ちなみに業務用と称されるオゾン発生器も使っていて、今使っているものは2台目だ。
最初に購入したものは電極が駄目になり、電極を交換したら電源部が壊れた。
2台目のものは電極部分が交換可能な構造になっていて、交換用電極はヒートシンク付ユニットで約3千円だ。
でもこのタイプのオゾン発生器ってヤフオクで新品が4千円くらい、Aliexpressならもっと安い。
電極が駄目になる頃には内部もかなり錆びてしまう。
オゾンは酸化力が強いので、筐体内の未処理の鉄やビスなどがボロボロになる。
電極交換が出来るタイプは多少価格が高い。
電極交換が出来タイプでも、使い捨ててしまった方が安いのかも。
プリンタの新品を買ってインクを抜きそのまま新品として転売する人がいるが、そんな感じだ。

オゾン発生部はセラミックを通して放電させるタイプのものだ。
電極自体は以前に買ったものがあるのだが、微妙に大きさが違う。
無理に付ければ付けられないことはないと思うので、これが壊れたらやってみる。

裏側にヒートシンクがあるのは、小さな電極に大きな電流を流すので発熱するからである。
大きな電極を使えば良いのだが、そうするとコストが上がる。

中華ものではなく国産らしきオゾン発生器(中古・例によってジャンク)も買ってみた。
ちなみにこれ、新品価格は30万円もすると言うのだから驚く。
ホームページはあるが、既に更新されていない。
オゾン健康法とか、ちょっとデムパな感じも……
内部はエアポンプとオゾン発生管、電源があるだけだ。

乳白色のものがオゾン発生部で、ガラスと金属電極のものではないかな。
開けてみようとしたのだが、接着されていて分解不可能だった。
エアポンプは普通のダイヤフラム型である。

高圧電源の電圧が外部から変更出来るようになっている。
スイッチで抵抗を切り替えている。

これはオゾン水を作ったり、オゾン風呂?にしたりする為のもので、チューブからオゾンが出て来る。
オゾン発生量としてはたいしたことはないが、通常使用にはこの程度で十分である。
業務用オゾン発生器を使う場合は、使用時間を適切に設定しないと人間にも害がある。
残留オゾンは活性炭で簡単に取り除くことが出来る。
活性炭フィルタ(ある程度厚みがあれば何でも使える)をオゾン発生器のオゾンが出て来る所に付けると、空気が吸入され→オゾン発生器でオゾンが発生し→吸気中の臭気や雑菌が分解され→残留オゾンが活性炭で取り除かれる。
富士通の脱臭機にも紫外線灯のユニットのエア出口には活性炭が付けられている。
中華オゾン発生器、例えば↓のものだと毎時60gのオゾンが出来るとなっている。

本当だろうか?
こちらは30gと書かれている。

国内のオゾン発生器メーカの仕様は以下になる。
30gを発生させられるものもあるが、1.7kWの消費電力だ。

こちらを見ると40g/時間のオゾンを作る機械の消費電力は700W~850Wとある。
しかし毎時60gのオゾンが作れると書かれている中華製の公称消費電力は120Wなのだ。
120Wの消費電力で毎時60gのオゾンを作ることは出来ないと思うので、実際には2桁くらい少ないのではないかな。
毎時40gのオゾンを作る機械で、幅と高さは50cm以上あり重さは28kgだ。

装置として考えると電源部の効率だとか冷却器の構造によって消費電力が変わるが、おおむね1g/時間のオゾンを作るために100Wh程度が必要だそうだ。
従って中華オゾン発生器が60gのオゾンを作れるとすれば、消費電力は6kW程度なければおかしい。
更に言えば6kWの電力を消費するのだから発熱もそれなりにある。
冷却機構や送風機も含めれば、相当巨大な機械になる。

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