ELPAのテーブルタップが壊れた

テーブルタップなんて壊れそうなものではないのに、壊れた。
そういえばテーブルタップの寿命は3年だとかなんとか。
テーブルタップが3年で壊れるとすると、壁面コンセントも3年で壊れるかも知れないし、ACコード付の家電製品も3年で壊れそうだ。

と言う壊れ方ではなく、スイッチが不良になった。
スイッチ付のテーブルタップのスイッチは信頼性が低くて、以前にも不良になったものがある。
ELPAのテーブルタップの不良率はどうなのかと調べていると、リコール対象だった。

ただしスイッチのキャップが外れるという不具合であり、電気的なものではなさそうだ。
スイッチを短絡して導通しっぱなしにしてしまえば未だ使えるので、分解を試みる。
なのだが、例によってLHネジで留められているので開けられない。
Panasonicのものは細いニッパで挟んでネジを回せたのだが、ELPAのものはネジが回せない。
そこでLHネジを回すための工具を作ってみた。
といってもマイナスドライバを削っただけである。

これでいいだろうとネジを回したら… 折れた。

仕方ない、ドライバーを買うか。
でもサイズが分からない。

サイズを測るにはネジを外さなければいけないが、ネジを外すためにはドライバが必要だ。
最初にやったのはエキストラクタを使う方法なのだが、これは失敗した。
ネジが小さくて固いので、エキストラクタの穴を開けられない。

壊れたテーブルタップは捨てて新しいものに変えれば良いよな、ウチには未だテーブルタップがあるし。
と思ったのだが、ここまでやったので無理矢理にでも分解してやる。
加熱してプラスチックが柔らかくなったところで、ネジ周辺を破壊しよう。
で、バーナで一瞬炙ったら黒焦げになった。
過熱が分かりやすいように、温度上昇で黒化する素材なのかも。

ネジのサイズを見てみると、ネジ自体はセルフタップの3mm位なのだが、頭の部分のサイズが規格より小さい感じがする。
下の図で言うところのdk寸法が3.8mm位なのである。

そんなネジを回す工具はあるのかなと思ったら、あった。
この3.8mmってヤツが合うんじゃないのかな。

オーム電気の自由差し込み型テーブルタップが809円、値段を考えると修理なんて馬鹿らしくなる。
工具は又使う機会があるからと自分に言い聞かせるのだが、そういう工具に限って二度と使わない。

3.8mmが合うと思っていたのだが、ダメだった。
しかし4.5mmの方で回す事が出来た。
何で4.5mmなのか、まあいいや、回せたから。
内部を見るとスイッチ一体型になっていた。

これでは単純にスイッチを短絡する事が出来ない。
電線で接続すれば良いのだが、とりあえずスイッチ部分を分解してみる。

爪で引っかかっているだけなのですぐに外せた。
構造としては単純で、リコール内容としてはこの部分が外れると言う事だろう。
内部にはゴミが沢山溜まっている。

接点側も当然ゴミだらけ&接点部分が傷んでいる。
しかもこのパーツ、材質が鉄なのだ。
鉄は電気抵抗が銅の約6倍、支点の部分は接点を兼ねている。
受け側は真鍮に見えるのだが、このパーツは鉄である。

ここを磨けば復活するのだが、ゴミに引火したりしないのかな?
とりあえずサンドペーパで磨いて組み直す事にした。
ベース部分に接点部分を乗せ、接点部分を過度に開いた状態がこんな感じ。
支点の部分が右のコンセント側とつながっている。

これで直る事は直ったのだが、やはり捨てる事にした。
磨いたところで又接点は駄目になると思うし、接点が駄目になって発熱すればゴミに火が付きそうだ。
実はELPAのスイッチ付テーブルタップは3個か4個ある。
何かでまとめて買ってきたのだと思うのだが、内部の構造とかゴミの溜まり具合を見ると使う気が失せるなぁ。

スイッチで負荷を切ることは殆どなく、通常スイッチは入れっぱなしで使っていた。
それでも接点が傷むと言うことは、接触抵抗自体が大きいのかな。
或いは一定の負荷を接続しないと、接点が自己クリーニングされないとか。

EPA以外のスイッチ付テーブルタップも使っている。
一時期スイッチ付が流行った?価格が変わらないならスイッチ付が良いかなくらいに思ったこともあったのだが、こうして分解してみると信頼性の低さが分かる。

スイッチにはネオン管が内蔵されている。
小さな小さなネオン管なのだが、これも劣化して管内が黒くなってしまっている。
放電電圧が上昇したようで、ちゃんと点灯しない。

ネオン管自体の寿命が数万時間との事なので、これは仕方がないかも。
蒸発しにくい電極を使うとか、サイズを大きくしてガス量を増やせば長寿命化出来ると思うが、コストが上がってしまう。

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