ガソリンスタンドは遠いのか?

「地方に行けばわかるがガソリンスタンドまで30分かかる。それならさっさと自宅充電のEVにすればいい」と言う話は、正しいとも言えるしそうでないとも言える。
ここは田舎なのでが最寄りのガソリンスタンドまでは約5km走らなければいけない。
いつも行くガソリンスタンドは10km先である。
横浜に住んでいる時には3km程離れたガソリンスタンドで給油していた。

ガソリンスタンドまで30分かかるというと(田舎は道路が空いているので)20km~30km先になる。
さすがに伊豆半島で30kmも走れば何件かのガソリンスタンドがあるのだが、地域によっては遠く離れたところまで行かなければいけないかも知れない。

ガソリンスタンドまで30分走らなければいけない場所だとすると、買い物や通院にも同じくらいの時間がかかるはずだ。

この時には山越えしたのと時間が遅かったのでガソリンスタンドがなかった。
諏訪湖の方から山を越えて秩父に向かったのだが、諏訪湖から佐久市まで60km位走り、その後秩父まで70kmほど走ることになった。
田舎のガソリンスタンドなので閉店時間が早く、この間給油が出来なかった。

例えば上野村にお住まいの方が佐久市まで買い物に出かけるとすると40km位走る必要があるし、秩父市まで出るなら50km位の距離がある。
(上野村にはガソリンスタンドやヘリポートはあるが、病院やスーパーマーケットはない)
ここで軽EVを使うとすると、今度は航続距離が問題になる。
日産サクラで冷暖房を使う時期だと100km走れるかどうかなので、不安がある。
ガソリンスタンドより充電施設の方が少ないので、こうした地域では出先で充電出来る可能性は低い。
RACCO300であれば150km以上走れるので不安は少なくなる。

しかしそんな事を考えるのならアルトで良いのではないか。
アルトだと600km位走れるので、町に出たついでに給油すれば済む。
そう考えるとEVが使える適度な距離が存在する事になり、そこまで考えてEVを選ぶのなら良いのかなと思うし、それはその人の価値観そのものだ。
だから何に乗るかは人それぞれであって、EVを選択しない人が無知だという猪瀬氏の論は受け入れがたい。

アルトの1kmあたりのガソリン代は6.5円前後だ。
東京電力料金から計算するEVの電気代は5円/kmくらい(基本料金含まず)である。
猪瀬氏はエネルギコストが1/3になると主張するが、これは不可能だ。
EV電力プランを使うとエネルギ単価は3円/km位になるが、そうすると日中の電力単価が上がる。
見かけ上EVのエネルギコストは下がるが、実生活においての電気料金負担が増える。
月間どのくらいEVに充電するのかによって、このプランは得にも損にもなる。
まあ世の中そんなに上手くは行かないと言う事だし、猪瀬氏は以前から一部分だけ切り取って優位性を主張しては反撃を食らっている。

EVとV2Hを組み合わせると災害時の停電対策になる。
山の中では停電が起きると復旧までに時間がかかる。
そんな時にV2Hがあれば、冷蔵庫の中身を溶かさずに済む。
ただしV2Hシステムを導入するには200万円くらいの費用(補助金が出るので実質負担は少ない)がかかるので、発電機を買った方がずっとお得なのである。

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