スピードコントロールが利かなくなった日立工機の電動カンナ、スピードコントロールが利かなくても電動カンナとしては使えるのだが、直せるものなら直してみたい。

これはジャンクを購入したもので、購入して少し使ったが放置していた。
もう少し小型のものもあるので、そちらの方が使い勝手が良い。
といってもDIYで電動カンナを使う機会は、そう多くはない。
電動カンナはモータからベルトでドライブされた、回転する刃が木材を削る仕組みだ。
サンダーなどで削るのと違い、刃物でそぐように削り取るので仕上がりが違う。

昔はカンナの刃をコンコンと叩いて出したりして調整しながら使った。
といっても私はカンナがけは極めて苦手で、あまり手動カンナはいじった事がなかった。
電動カンナは手動カンナに比較すれば扱いは簡単である。
まあ扱いが簡単だから下手でもきれいに仕上がるかと言われると、それは又違うんだけど。

底面のアルミ板を外すと内部を見る事が出来る。

位相制御の簡単なものかなと思ったら、モールドされた箱が出てきた。
可変抵抗器はインサーキットで15kΩ程度だったので、定格20kΩかな。
可変抵抗器は壊れていなかった。

モールドされた箱の中身は不明だ。
中まで樹脂が入っているとすれば分解は不可能である。

箱の他にパワーデバイス?ACからの線とモータへの線、黒いモールド箱からの線が接続されている。

セメント抵抗、これは一体何に使われているのだろう?

単純な位相制御でない事は、回転数ピックアップを見つけて分かった。
クローズドループ制御になっているのか、生意気に。
カンナとはモータ回転数が一定である必要があるんだな。

交換部品として機械部品類は入手が出来るが、電気回路は品番がない。
メーカ修理か、あるいは修理不能という事なのだろう。
せっかくバラしたので他の部分も見てみる。
モータと回転刃はベルトでつながっている。

ベルトを外してもう少し分解してみようと思ったが、ネジを外しただけでは分解できなかった。

モータのコミュテータは特に荒れてはいなかった。

今のところ使う予定はないし、これからも使うかどうか…
修理は出来なかったが、捨てずに地下にでもおいておこうと思う。
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