ダイソンの回転しない回転ブラシ

ダイソンの回転しない回転ブラシ

ダイソンの掃除機は吸引力は弱い。
これを助けるのが回転ブラシだ。
回転ブラシに頼るのはロボット掃除機のルンバも同様で、回転ブラシなくしては小さなゴミすら拾い取ることは出来ない。

ダイソンの回転ブラシはモデルごとに互換性のないものがある。
写真左側はDC35用で右はDC74用だ。
ヘッドの大きさが異なるのみではなく、パイプの太さが違うので入れ替えて使う事が出来ない。

このDC74用の回転ブラシが回転しなくなってしまった。
正確には一瞬回転するのだが、すぐに止まってしまう。
何かが挟まったり詰まったりすることはルンバでは良くある話なので、分解してチェックすることにした。

分解するためにはトルクスドライバーが必要だ。

ドライバーを使わずに開けられる部分は限られている。
回転部分のクリーニングなどはドライバーを使わずに可能だ。

回転ブラシではなく回転起毛物体みたいな感じのものだ。
ルンバでもそうなのだが、この手のものはカーペットに対する攻撃性が大きい。
糸や毛髪の絡まりを防ぐ点でメリットがあるのだが、接触面積が大きいので攻撃性が高くなってしまう。
一方でフローリング掃除などの時にはから拭き効果を期待できる。

この起毛回転物を外すと、その中にギアとモータがある。
回転体の直径が大きいから可能になった構造だ。

ちなみに掃除機に付けても回転はしないが、手で回すと回転する。
単に抵抗が大きいだけなのか?
特にゴミらしきものは絡まっていない。
モーターの左側はヘッドに固定されているので、ここも外してみる。
サイドのカバーを外すとその中にネジがある。

ネジ1本で止まっているだけなので、これを外すとモータが抜ける。

ちなみにDC35のヘッドはインナーモータータイプではない。

外したモーターの汚れも常識的なもので、外観的には異常がない。
ギア部分をバラすには爪で嵌合されているところを外さなければならず、ちょっとやってみたのだが強固だったのでやめた。

そこで、電圧を加えて回してみることにした。
バッテリー電圧だとすると22V位だが、とりあえず10Vを印加する。
と、モータが回転せずに電流は6Aを超えた。
特にロックしている風ではないのだが、何が起きているのか?

手でモータを回すと、回りそうになるが引っかかる。
手で回転させる動作を何度か繰り返していると、電流が変動しながらも回るようになってきた。

そこで印加電圧を18Vまで上げて回転させる。
電流変動も少なくなり、1A位の消費電流で安定して回転している。
無負荷ならもっと電流は減っても良いと思うのだが、ギアの抵抗か?

そのまましばらく回転させておいたが、電流は減少しなかった。
まあ回るから良いか、と言うことで元通りに組み立てる。
ヘッドをDC74に連結すると、正常に回転するようになっていた。

DCブラシモーターなのだが、ブラシやコンミュテータ-に何かが挟まっていたとか?
掃除機側は過電流か何かを検出してスイッチを切ったのだろう。
ただ一瞬は回転したわけで、それでも取れない何かが短絡を招いていたと考えられる。

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