換気扇が壊れた

家電製品

2Fのトイレの換気扇が動かなくなっていた。
2Fのトイレは殆ど使わないので気づかなかった。
手で羽を回してみると、シャーッと音がしながら回転を始めた。
潤滑剤をシャフトに吹き付けると、幾分音が静かになった。

この手のファンは一度音が出ると直らないと思って良い。
知人宅のダクトファンも、何とか音が収まらないかとチャレンジした事がある。
潤滑油をかければ音が小さくなるのだが、1週間もすればシャーシャー音がする。
軽い潤滑剤ではすぐに蒸発してしまい、グリスなどは浸透しないので軸受けに届かない。
そもそも軸受け部分が摩耗したり錆びたりしているので、それを潤滑剤で直そうというのは無理がある。

1Fのトイレのファンは、引っ越してきた時点で少し音が出ていたので交換した。
2Fのトイレのファンは今まで未交換だった。
廃棄する前にファンを外して分解し、ベアリングの様子を見た。

奥側のベアリングは、ガタが増えているが音は出ていない。
奥側は外気にさらされることもないので、比較的条件が良いのだろう。
シャーシャー音が出るのはシャフトが出ている側だ。
シャフトを動かすと摩擦度合いが変化した。

分解すると壊れるのは、壊れるように分解されてしまうからだ。
この手のモータはいくつか開けてみたが、だいたい写真のような状態でパカッと開く。

本来は電極部分を残した状態、下の写真のように分解しなければいけない。

しかしケースがネジ留めなどではなく、圧入的に組み立てられているので外しにくい。
今回はニッパーでケースを起こし、そこをラジオペンチで引っ張って曲げ、ドライバーを突っ込んで嵌合部を外した。
電線押さえはスポット溶接されていたので、ニッパーで切断した。
ケースの部分が外れたのが右下の写真だ。

黄色っぽく見えているのは接着剤系のものではないかと思う。
シャフトが出ている側の軸受けが見たくて、モータをケースから引っ張り出そうとしたが出来なかった。
モータの鉄心は剥がれてくるが、モータは抜けない。
ケースとモータの間にも黄色い物質が付いているので、接着されているのだと思う。

換気扇のモータは外気側(室内側にファンが見える)に付いている関係で、場合によっては雨滴が吹き込むかも知れない。
そうした場合でも漏電などが起きないように、密閉性を高めている訳だ。

新たに購入したのは、2017年に買ったものと同様のPanasonic製だ。
定格消費電力は1.7Wで風量は70m3/hである。

元々付いていたものと後部の長さが少し異なる。
内壁と外壁の隙間はアルミダクトパイプで接続されていて、そのアルミダクトパイプを少し切断する必要があった。

今は中華ものも増えてきていて、これは14Wの消費電力で80m3/hとある。
Panasonicのものに比較すると消費電力が8倍なのだが、おそらく静圧が高いのだろう。
日本製はPanasonicにしても日本電興や三菱製にしても、消費電力が3W以下のものが多い。
Panasonic製にしても生産は中国かも知れないが、信頼性を買うと言うことで数百円多く払うことにした。
ウチでは換気扇は常時電源を入れていて、1Fのトイレの換気扇の電源はソーラシステムから供給している。
換気扇の消費電力が1.7Wなのに対して、BDレコーダの待機電力は11W…
換気扇が電力を食わないのか、BDレコーダが食い過ぎているのか。

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コメント

  1. nc35kai より:

    ほりこしさん。こんばんは。レコーダーはちゃんと動いてますか?。消費電力に関してですが、CPUとかを工夫というか省電力なコアを搭載してチューナを間欠駆動しないとダメなんでしょうね。

    • FnF より:

      レコーダは、たまにネットワーク接続できなくなる意外は正常です。
      ネットワークは電源(リモコンではダメでいったんコンセントを抜く必要がある)をいったん切ると直ります。
      追加した電源の制御がダメとか、何か特定のタイミングで不具合が起きるのかも。
      ネットワークの問題だけなので余り気にしていないんですけどね。

      待機時消費電力は、消費電力競争が起きれば一気に1/10になると思います。
      今はそこにカネをかけていないという事ですね。
      メイン電源が1台で入りっぱなしなのも待機時消費電力を増やしています。
      これもスタンバイ用は別の小型電源を乗せるとかしないと、スイッチング電源とは言え効率には限界があるので。

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