700MHz帯整備は遅れている?

楽天は法人契約が順調に伸びているとしたが、グラフを見ると頭打ちなのかなと思える。
なお法人契約数は未公表だそうで、他社も発表していないとした。
楽天市場への出店者にタダでSIMを配っている事で契約数が伸びた。
楽天市場の出店社数は約5.7万であり、2022年頃からほぼ横ばいだったが2023年に少し伸びた。
なおAmazonの出店者数は約40万社である。

ランニングコストは楽天のスタンダードプランが月額5万円、Amazonは月額4,900円となっている。
ロイヤリティは楽天が売り上げの5.9%〜9.8%+メルマガ代(1通1.1円)や広告負担金などだ。
Amazonは販売品目によってロイヤリティが異なり、8%〜15%程度である。

700MHz帯のサービス開始は、2023年中にでもすぐに出来ると言っていたが→2024年の5月頃と言い換え→夏頃には開始できるように準備しているとした。 仮想化だから無線機を付け替えるだけでサービスが開始できる、金もかからないと豪語したものの、実際には結構金がかかるはずだ。 これまでの1.7GHz帯のアンテナ一体型無線部を、デュアルバンドのものに交換する。
おそらく受風面積や強度の関係で、新たに700MHz帯のアンテナや無線部を(現状のコンクリート柱に)設置できないのだろう。 こうなると1.7GHz帯のこれまでの無線機が無駄になる(他の場所で使うのかも)こともあり、資金的には大変だ。

700MHz帯を活かすには地上高の高いアンテナが必要になる。
ソフトバンクは900MHz帯が割り当てられた時、それまでのコンクリート柱に900MHz帯のアンテナを付けた。
しかしエリアはたいして広がらず、その後渋々鉄塔を建て始めた。
楽天のたどる道もソフトバンクと同じだろう。
鉄塔を建てていけば無駄な投資は避けられるのにと、ソフトバンクは思っているかも知れない。

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