BMWのiDriveは、2001年登場当時はMENUボタンとツマミ一つだった。
当初のものはツマミを押したり引っ張ったりしたのかな?
BMWは満を持して登場させたようだが、評価は厳しいものだった。
このツマミは上下左右に動き、押すことも、回転させることも出来る。
しかし余りの操作性の悪さに、徐々にボタンが増えていく。
ただボタンを増やしたところで、ショートカットの意味にしかならない。
例えばナビ機能で地図を表示させているとする。
地図をスクロールさせたいときに、このツマミをスクロールさせたい方向に押す、これは間違いだ。
正しくはメニューを出し⇒スクロールモードを選び⇒スクロールさせたい方向にツマミを押す。
スクロールをやめたいときには、メニューからスクロールの中止を選択しなければいけない。
iDriveのダイアルボタン上部はトラックパッドになっている。
従ってそこに文字を書いて認識させることも可能ではあるが、右ハンドル車の場合は左利きの人専用の機能だ。
右利きの人が小さなタッチパッドに、左手で文字が書けるとは思えない。
なお地図のスクロールはこのトラックパッドをなぞることでも可能だが、まずその機能を有効化する為の操作が必要だ。
全てがこんな調子なのだから、BMWの考えることは理解しがたい。
現在のものは画面がタッチパネルになっているので、多少は操作性が改善されている。
タッチパネル化以前でも、音声認識機能が実装されているモデルは多少はマシだ。
しかし最近ではタッチパネルは安全性に問題があるとなってきて、マツダなどは従来のタッチ機能を無効にする仕様変更を行っている。
確かに慣れれば操作はできるが、アクションが多すぎて効率的ではない。
これを運転中に行わせるのだから、ギミックの為に安全性を犠牲にしたと言われても致し方ないだろう。
現在のiDriveは20年の時を経て改善が繰り返され、他車と遜色ない程度のレベルに達したとは自動車系エディタの文章だ。
そしてミニの4世代目では、ついにiDriveが廃止された。
F系ミニだとEVO_ID4/5/6が存在している筈だ。
これもバージョンアップが可能で、ID4をタッチパネル対応のID6にする事も出来る。
勿論タッチパネル対応のハードウエアを付けなければ、タッチパネルは有効には出来ない。
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