プロに聞いた最良エンジンオイルはこれだ

はい、タイトル詐欺です。
ヘッポコページの真似をしました。

ヘッポコページに出てくるプロで著名な人は殆どいない。
肩書きだけなら好きに付けられる。
オイルメーカのエンジニアだとか分析屋なら話は分かるが、そんな人は登場しない。
そもそも何を以て最良だとか最強というのかの定義すら書かれていない。
粘度の説明が良い所で、メーカ純正オイルですとか、石油会社のオイルです位の説明だ。

と言うことで、特定の性能を調べたデータを色々見て、その特定の性能だけを比較してみた。
海外のサイトなどでよく見られるのがテストピースを使ったチムケンテストだ。
温度や荷重を変化させたり、摩擦による温度上昇を測ったりしている。

焦げ付き性のテストをしているページもあった。
ただし温度上昇による油膜の変化はテストしていなくて、あくまでも焦げ付き(スラッジ)だけだ。
他にも清浄分散作用だとか酸化防止、消泡など多くの特性があるが、それに関してのテストは見つけられなかった。
オイルメーカの公開している特性表の比較だとか、流動性の実験などは多く見られた。

チムケン試験(動摩擦抵抗)
5W-30
Castrol EDGE > PENNZOIL > MOTUL 8100 > ROYAL PURPLE HPS > Mobil1

焦げ付き性
5W-30
SVELT > CastrlEDGE > PENNZOIL > ROYAL PURPLE HPS > Mobile1

チムケン試験(摩耗量)
5W-30
Group1:Amsoil signature > Castrol EDGE > O’Reilly=LiquiMory 4200 > Carquest=Amazon=MOTUL Specific=Penzoil Platinum
Group2:Mobil1 > RedLine > Valvoline=Suoertech > Motorcraft=Quakerstate=Schaeffer’s=Royalpirpl HPS

高温蒸発姓
10W-60
MOTUL 8100 > LIQUI MOLY GT1 > RAVENOL > Castrol EDGE

チムケン試験(摩耗量)
10W-60
Ravenol > MOTUL 8100 > Liqui Moly GT1 > Castrol EDGE

熱伝導性(冷却性)
10W-60
Castrol EDGE > LIQUI MOLY > Ravenol > MOTUL 8100

チムケン試験(摩耗量)
Castrol EDGE Professional > Castrol EDGE > Castrol MAGNATE > Castrol GTX

チムケンテストの結果が異なるのは、試験方法の違いや試験条件の違いがある。
Amsoil signatureやRedLineは日本で買うことが出来るが、比較的価格の高いオイルだ。

ROYAL PURPLE HPSは海外で人気?のようで、日本にも入ってきている。
走行距離による変化が少ないとか、清浄作用が強くスラッジ蓄積が少ないなどと言われる。
PENNZOILも清浄効果の高さを押し出している。
海外自動車メーカの認証オイルと言う事もあってPENNZOILを使う整備工場もある。

潤滑が厳しいと言われるポルシェはMobil1、FUCHS TITAN、Gulfが指定だったかな。
10W-40〜20W-50、10W-60なと、固目のオイルを使ったと思う。

コメント

  1. 早乙女梅子 より:

    モノタロウのプライベートブランドオイルの見出しがウソつきです。タイトルに全合成とありますが…。
    https://www.monotaro.com/p/4543/3047/
    成分は鉱油とありSDSにも鉱油とあります。CASNo.も鉱油です。

    • FnF より:

      グループ3を化学合成油というのかどうかとの話は裁判にもなったのかな?
      ですが、全合成はダメですね。
      全合成というとグループ4以上を指すと思うので。
      この問題があって100%化学合成→全合成と表示を変更したメーカもありますね。

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