アーシングとかアルミ板とか

アルミフォイルを車に貼ると走行安定性が良くなるんだったっけ。
だったら市販車に採用すれば良いのに、ダメなのかな。

過去には色々なオカルトグッズが登場しては消えた。
磁石なんかはその最たるもので、ガソリンラインに磁石を付けるとか、吸気管に付けるとか、水道管に付けると健康な水が飲めるとか、磁石は磁力という不思議な力があるので人は騙されやすい。
過去にはマツダも騙されて、永久機関チックなものを発表していたこともあった。

パフォーマンスダンパーとかボディーダンパと呼ばれるものは、オカルトとは言えないかも知れない。
トヨタはサスペンションだけで振動を吸収するのではなく、ボディー剛性のコントロールによって振動を吸収させることが出来るとした。
確かに理屈の上では可能だが、シミュレーションとか設計とか製造のばらつきとか、かなりの管理が必要だ。
無駄にボディ剛性を上げるのではなく、弱くするべき所は弱くして変形させていくという。
トヨタ以外のメーカでもこうした設計が出来るのかどうかは分からないが、設計工数などを考えると販売台数の伸びない車ではペイしないような気がする。

ボディを動かすというか変形させると、スポット止めの部分などにストレスが加わる。
そこで接着剤を併用するなどして、出来るだけガタが出ないようにするそうだ。
トヨタがやるのだから、ボディ剛性そのものを上げるより安いんだろうなぁ。

ボディを変形させるとなれば、ボディの端をダンパで接続するボディダンパも効き目がある事になる。
ストラットタワーバーのようにリジッドでくっつけないのは、完全に固定してしまうと固定した部分のパネルなりフレームが壊れてしまう可能性がある。
ボディは動くように設計されているので、そこを固定すれば大きな力が加わる。

そのうち誰かが小型カメラでも付けて、パフォーマンスダンパーの動きを検証してくれるかな。
バイクの動画はあるのだが、四輪車のものは見つけられなかった。
ボディダンパーを付けると乗り心地が良くなるのだそうだ。
でもそれってダンパーによってボディの変形を抑えてしまうわけだから、サスペンション性能が変わってしまうことになる。

リジカラという商品もある。
パーツとボルトの間に挟んで、パーツのボルト穴とボルト自体の固定剛性を上げようとする。
通常はボルト穴よりボルトの方が細いので、そこがガタガタすると言うのだ。
それをリジカラによって固定し、ボルト穴とボルトをきっちり締め付けようとするもの。
商品としてはそうなのだが、そもそもボルトで締められている時点でボルトとパーツは動かない。
ボルトは剪断方向には弱いので、そこが動いてしまったらボルト締めが成立しない。

ちなみに一部輸入車用のリジカラは、ボルト穴やボルトサイズに対して余裕がある(ガタガタする)設計だそうだ。
そうしないと製造年によって合致しなくなるとか何とか。
ガタガタで良いの?

コメント

  1. tokumori2 より:

    パフォーマンスダンパーは、効果あると感じています。
    ホンダのSナンチャラな軽自動車にあとから装着しました。
    いまどき(といっても2016年~2021年)のクルマとは思えないほどガタガタいうクルマですが、装着後はハンドルの振動が収まりました。
    収まったかどうかが素人でもわかるほど、揺れると言うことではあるのですが。
    ダンパー部の動画を撮ろうと思ったことはないのですが、スカスカボディな車種なので撮れるかもしれません。

  2. 読者 より:

    BMWはたしかオモリを車体の隅に吊るしてるモデルがあると思った。
    振動の減衰に非常に効果あるんじゃなかったかな。
    強度の話は飛行機なんかが有名で弱い部分を作ることで力を逃すみたいな
    ことで結果として耐久性を伸ばすだったかな読んだ記憶があるような…。

    アルミホイルはトヨタが論文出していてレクサスは貼ってあるはず。
    ただトヨタ社内でも統一されてなくて効果を力説するチーフエンジニアが
    いれば、失笑してそんなの嘘と断言するエンジニアもいるとかだったような。
    業界専門誌?のモーターファンイラストレーテッドで
    他社のクルマにアルミを色々貼って試したら
    効果あるメーカーとダメで逆効果な会社とわかれてました。
    車体が走行すると静電気が発生するけどそれが貯まるか放出されてるかで
    異なるらしく車体のアースの場所とかが影響するのかな?という感じ。

    リジカラはSEVと同ジャンルだと思ってますw

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