一昨日だったか?破裂音がした。
何の音なのか分からず、家の周りを見ても何も起きていない。
風船が破裂したような、パンッという音だった。
それが何か気づいたのは昨日だった。
最初は電気柵の電源が落ちていておかしいなと思った。
電気柵用電源の供給電圧をチェックすると8Vしかない。
電気柵用電源は従来ソーラシステムで使用していた100Ahの鉛バッテリーを2並列でフローティング充電しながら使っている。
で、バッテリーをチェックしたら破裂していたのだ。
何が起きたのかは想像でしかないのだが、フローティング充電に使っていた中華安定化電源の電圧が上昇→バッテリーが過充電となり水素ガスが多く発生→バッテリー電圧が上がったことで電気柵の電圧が25kV程度まで上がった。 この電気柵の電圧が上がったことは確認していて、雨が降って汚れが取れたのかな?それにしても電圧が上がりすぎだなとは思っていた。 電圧が上がりすぎても良いことはないので、再調整しようと思っていた。
こうした状況下で破裂音がしたので、電気柵電源の二次側がリークして火花が散りバッテリーが爆発したのではないだろうか。
電気柵電源用に使っていたバッテリーなので、距離は30cm程度と近かった
バッテリーが割れたことで希硫酸が流出し、コンクリートが幾分溶けて綺麗になっていた。
流れ出た稀硫酸は折からの雨で流され、広い範囲に広がった模様だ。
この部分は高圧洗浄機で洗い流し、次亜塩素酸ナトリウムを噴霧しておいた。
中華安定化電源の電圧を測ると、開放状態では25V程度が出ている。
負荷をかければ下がり、爆発したバッテリーに接続すると8V程度になる。
安定化電源部分のフィードバック系が壊れ、最大電圧を出力しっぱなしになったのだ。
中華安定化電源の電圧や電流をチェックしていたら、家の電源が落ちた。
漏電ブレーカが落ちたのだ。
いじっていた所は中華安定化電源なので、それを切り離すと正常になった。
再度接続すると漏電ブレーカが落ちる。
一次側と二次側が短絡しているのか。
ちなみに中華安定化電源のFG(フレームグランド)は接続していない。
目視では異常はないのだが、何とも恐ろしい壊れ方である。
バッテリーの上に台をのせ、その上に置いていた電気柵用電源は吹っ飛んでいた。
コメント
土曜の朝からビックリ
堀越さんのように専門知識経験高い方でもあるんですねえ
というか普段からトリッキー?なこと思いつくからこういうのもあるのかw
何より大事にならなくてよかったです。
検証推論されてるとこがらしくて良いw
バッテリーは色々知見が必要なんだなぁと改めて思いました。
推測ですが、
蓄電池の過充電で水素+酸素が発生
過充電が進み、一つの電極が電解液からわずかに浮く
充電器からの印加電圧にて電極と電解液間で放電 →水素に引火
パルス充電器が負荷開放状態ではイグナイターと化する?