トヨタはプリウスにミラーサイクルエンジンを使用した。
ミラーサイクルはマツダがその名称を使った為、トヨタはアトキンソンサイクルと呼んだ。
ミラーサイクルと大量EGRによってポンピングロスを少なくし、燃費を稼ごうとした。
最初は単にEGR量を増やしたわけだが、更にはERGクーラを付けて体積密度を稼いだ。
エンジンスタート時には不完全燃焼が起きるので、黒煙が多く出る。
ハイブリッド車やアイドリングストップ機能搭載車は、エンジンのスタートが何度も起きるので当然ススも沢山出る。
特にハイブリッド車の場合はエンジン温度が下がっているので、ススの発生という点ではより厳しくなる。
これがEGRによって吸気系に戻されるので、大量EGRを使うエンジンの多くはインテーク経路がススで汚れる。
トヨタの直噴エンジンはクラウンに搭載されていたが、これは直噴によるバルブの汚れに加えてEGRによるマニホールドの汚れなど、酷いことになっていた。 そしてこれの対策の為に産まれたと言われるのが、ワコーズのRECSだった。
当初は海外のケミカルしかなかったが、ワコーズに類似品を作らせたのがトヨタだった、とも言われるが真偽は不明だ。
ではそのRECSでカーボンが取れるかと言えば、これは難しい。
ブローバイオイルの付着など溶けやすいものは落とせるが、カーボンはそう簡単には落ちてくれない。
新車から5千kmごとにRECSを注入しましょうとでも言うのなら良いが、既に付いたカーボンを落とすことは出来ないと言っても良い。
低燃費エンジンではEGR系や吸気系のススが燃費に影響するそうだ。
最近燃費が悪いとか、振動が増えたなど何となく調子が悪い場合は、EGR系の詰まりが原因かも知れない。
柔らかいオイルと低張力ピストンリングでブローバイも増える傾向で、これもインテーク側を汚す。
マニホールドやEGRバルブ、EGRクーラを外して洗浄剤で洗ってしまえばピカピカになる。 この洗浄剤はエンジンルームの洗浄にも効果を発揮する。
コメント
この写真、インテークの分岐が不自然で実在のエンジンとは思えません。ひょっとして AIエンジンでしょうか?
Copilotに描かせたら、こんなものが出来ました。
インテーク?(エギソーストな気もしますが)手前から5気筒~4気筒~
点火系が3気筒!? 何とも不思議な・・・
なんて野暮なこと言っちゃダメですよね。
夢が詰まっているってことで。