車検でのロービーム検査、色々言われているというか混乱がある。
当初は8月から検査方法を変更する予定だったが、それが2年延期されたという話が伝わる。
しかしこれ、検査場の設備更新などでやむを得ない場合は2年後までに設備を整える、と言うことのようだ。
別の解釈?では、車検落ち台数が過大になると思われるエリアでは2年延期されるみたいにも言われる。
元々の解釈だと設備更新が出来ている検査場では、既にロービーム検査だけだという話なのだが…
実際には設備の問題ではなく検査方法の問題だという人もいる。
これまでのヘッドライトテスタでもロービーム検査は出来るのだが、色味の検査が出来ない。
ロービームで検査に落ちた場合、従来はハイビームに切り替えて検査を行った。
しかし今はロービームでの検査で不適合になった場合は、再度レーンに並び直して再検査を受けるというもの。
再検査時に1度目にロービーム検索で×になった(と書かれた)用紙を見せると、ハイビームで試験し直してくれるという。
8月からは、このハイビームでの再検査が廃止されるのではないだろうか。
なお2年間の猶予があるのは関東・中部・近畿・四国・九州・沖縄の陸運局だ。
その為旧設備のある(つまり移行猶予期間中の)車検場に車が殺到している的な話もあるのだが、果たして本当なのか。
カットオフライン(エルボ点)が確認出来ない自動車に対する検査は、以下のようになるのだそうだ。
自動車技術総合機構
多少の光量不足ならばヘッドライトを磨けば何とかなる。
HIDの場合はバルブ交換で色温度の適正化(劣化すると色温度が高くなり車検に通らなくなる)と、光量増大が望める。
HIDの場合は改造や社外品のバラストで、光量を上げるのは比較的容易だ。
既に純正バラストをハイパワーに改造したものが、結構な価格で売られ始めている。
改造は簡単なので、改造屋さんは儲かるんじゃないかな。
プロジェクタータイプのライトでもカットラインの出ないものがあるそうだ。
プロジェクターはレンズの透過率が低い(反射鏡の反射率より低い)為に、光量不足の指摘も多いそうだ。
プロジェクターの場合、多くは非分解構造なのでそうなると対策が難しい。
ヘッポコ用品店ではバッテリーが弱るとヘッドライトが暗くなるから、ワンランク上のバッテリーを付けましょうなどと言っている。 HIDやLEDは定電力ドライバが使われているので、バッテリ電圧には関係ない。
ミニに関しては全然気にしていないのだが、ハードコートの一部にハガレがあるので磨いておくかなぁ。
プロジェクター部分は非分解構造なので、光量不足だと言われたらユニット交換しか道がない。
ヘッドライトカバーの再生に関しては、今後実験してみる予定だ。
光量の定量測定が出来ないので、磨きの効果は分からないけど。
ハードコートは固いものなので、コンパウンドで磨いた程度では除去出来ない。
猫の舌のザラザラで舐めたとしても、ヘッドライトは綺麗に出来ない。
サンドペーパで磨くと表面が曇るので、ジクロロメタンかコート剤で処理することになる。
ジクロロメタンは手持ちがある。
再生処理は簡単なのだが、その後の保護が問題だ。
何も処理しなければ1~2年で同じ事が起きる。
UV保護材は膜厚の関係で寿命は1~2年だと言われるし、膜厚の稼げる塗装は塗膜の密着性に問題で余り長くは保たない。
フィルムも膜厚が稼げるが、柔軟性のあるPUフィルムはフィルム自体が紫外線で劣化する。
スマートフォンのカバーが黄変するのと同じだ。
フィルムの厄介な所は、剥がすと糊が残る所でもある。
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