修理か交換か

自動車の整備工場で、ディーラや規模の大きな整備工場では壊れた部分の部品を交換して修理をする。
例えばジムニーのリアのプロペラシャフト、ゴムブーツが破れてグリスがはみ出していると車検には通らない。
純正品はプロペラシャフト一体でしか出ず、部品代が4万円を超えるので修理代としては5~6万円だ。
ゴムブーツ部分は非分解構造なので、ディーラでは部品交換しか方法がないと言われる。

中小の整備工場では、ドライブシャフトのブーツを使って修理してくれる所がある。
2分割タイプのドライブシャフトブーツをかぶせてグリスを充填するだけなら、1万円前後で済む。
等速ジョイントからゴムブーツを外し、等速ジョイントの清掃やグリスアップまでやると3万円位だろうか。
非分解構造のゴムブーツを外すには切断が必要で、少し手間がかかる。

ミニのシフトレバーのスイッチの小さなスプリング折れ、これも部品が出ないのでアセンブリ交換だと20万円位かかる。
しかし対策部品みたいなバネが売られているので、これを使えば修理代は半額以下だ。
バネ自体は100円位なのだが、シフトレバー一式を外さなければいけないので工賃がかかる。
作業自体が難しいわけではなく、作業工数が多い。

テスラのドライブシャフトブーツ切れ、ブーツは部品が出ないのでドライブシャフトまるごと交換だ。
部品代は車種によって異なるが5万円~7万円、工賃を含めた修理費用は10万円前後か。
これも社外の分割式ブーツを使えば2万円以下で直せる。

自動車だけではなく家電瀬品の修理でも同じだ。
メーカは部品が無い事を理由に修理対応してくれないが、街の電気屋さんなら直してくれる所もある。
メーカとしては指定外の部品を付けて修理する事は出来ないとなるわけで、これは当然と言えば当然だ。
同等品に交換と言ったって、同等品である事を誰が保証するのかとなってしまう。

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