どこかにあったと思いながらも、どこにしまったか忘れていた塗膜計が出てきた。
測定精度は、50μm未満が±1.0μm、50μm以上が±3%である。
確度は高くはないが、表示分解能は0.1μの桁まである。
確かに、金属板を手で触ったりすると汚れが付いて表示が変化する。
ミニの塗膜厚を測ってみると、屋根がもっとも厚くて200μm前後だった。
分解能的には100nmなのだが、確度が低いので相対値として見るにも値の再現性が心配だ。
100nm分解能でワックス皮膜の厚さが測れるのかどうか?試してみようかな。
コメント
研削加工ではブロックゲージと比較して計測する指示マイクロメータが多用されます。
コイツはアナログな測定器ですが1/1000㎜を表示する代物で、クランク等の芯ブレ時に使用する奴をマイクロメーターに組み込んだ様な代物です。
研削寸法指示数値は1μm単位というのが私が加工・設計に携わり始めた頃から普遍化してますんで、最小指示単位の一桁上までが精度保証値という事から差異を測定し確保する為に、測定面の平坦度をモアレでしか確認出来ないレベルで管理してました。
そんな奴のブロックゲージワックス塗布して保護出来んかな?という実験でシュアラスターのワックス塗って、拭き取ったんですが、ワックスが拭き取られたのか、差が出て来なかったんですよ。
ブロックゲージの測定面の面粗さは果てしなく鏡面で平坦だったんですが