オイル下がりがあったので、オイルをつぎ足しながら乗っていたのか?
或いは元々オイル管理が悪かったからオイル下がりが起きたのか?
ジムニーを買って少しして、大阪まで猫を迎えに行った。
その時は何事もなく、大阪から戻ってオイルを交換した。
その後町中をメインに走るようになると、少ししてオイルランプが点灯した。
一体何だ?何事かと思って見るとオイルがかなり減っていた。
その後は始業点検をし、オイルを継ぎ足しながら走っていた。
箱根や天城でエンジンブレーキを使い、次に加速したときには盛大に白煙が出た。
大阪に行く前と行く後だったかな、バーダルのRING-EEZE PLUSを2回入れているので、たぶんこれでもスラッジは幾分落ちたのではないかと思う。

これはオイルパンを外した時で、ピストンも未だ抜いていない状態だ。
組む前には洗浄して少し綺麗になっている。
と言ってもエンジンクリーナで灯油を吹きかけただけなのだが、さすがに灯油で洗うとスラッジなどは結構取れる。
この時はジムニー購入から2年くらい経っているはずなので、少なくとも4回はオイル交換をしている。
ここまでスラッジが溜まると、通常のオイル交換でそれを落とす事は出来ない事が分かる。
ピストンリングも固着寸前みたいな感じで、吹き抜けも多かった筈だから余計にオイルは汚れる。
今思えば即効性のフラッシング剤でも試してみたら良かったかな。

ピストンは綺麗にしてリングは交換したし、ヘッドは洗浄液で洗ったのでスラッジは全て取れて綺麗なアルミ色に戻った。

本当はバルブ(シートも)を新しくしたかったのだが、それをやり始めるとキリが無いのですり合わせだけして組んだ。

バルブを新しくしたらシートカットが必要だろうし、かなりシートは削らないと駄目そうだったので、シートカットだけで済んだかどうか。
当たり面は明らかに広くなっていて、面圧が下がるので余計にカーボンを噛みやすくなる。
バルブ系をいじるなら、中古のヘッドを買ってきた方が良いだろう。
勿論中古のヘッドがどんなものかは分からないわけだが、何しろ安い。
リビルドのヘッドもあるが、価格的にはどうかなぁ。
分解前の圧縮圧力は0.95MPa程度で基準値(1.18MPa)に達していなかった。

組み立て後のコンプレッションは測らなかったが、測っておけば良かった。
素人がエンジンを組み立てて、その後5万km近くも走ったのだから凄い。
組み立てが凄いという事ではなく、エンジンが丈夫だと言う事。
走行距離からしてちゃんと直すほどでもないかなと思った。
エンジンを直したとしてもATが壊れたら乗れなくなる。
ATを交換するのは、重さの点で結構難しそうな気がしていた。
それでも問題なく走っていたのだから、ATも丈夫なものだ。
ATFは2回交換したわけだが、鉄粉などは見られなかった。
シフトスケジュールがおかしいとか、滑るとか、そんな事も皆無だった。
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