日産サクラはお買い得?

電気代の高騰でサクラを手放す人が増えているとか。
サクラだと自宅充電が多いだろうから、現時点ではさほど悲観的にならなくてもいい気はする。
手放すとなれば売却価格はEVのそれであり、2年乗れば半額は当たり前だ。

逆にこの安価な中古を買うのは悪くないのではないか。
一般的中古車販売店の平均粗利が2割程度と言われるので、100万円で買い取ったサクラは120万円前後で売りに出される事になる。
EVの場合は面倒なトラブル(電気系のエラーその他)があるので、少し利益に余裕を見るみたいな話もある。

それでも2年落ちの軽自動車が120万円位なので、価格を見ればお買い得感はある。
電気代はどうなのか?
電費効率としてはたぶん世界で一番のテスラが平均7km/kWh前後、サクラは軽規格と言う事でこれに匹敵する(エコランすれば9km/kWh以上も可能)電費効率をたたき出す。

年間平均で6km/kWh走れば、少なくとも家庭で充電するのならガソリン車と遜色ないエネルギコストになる。
充電施設は料金が値上がり傾向なのと、バッテリー容量の小さな車は充電電流がすぐに下がってしまうので、急速充電は割高になる。

以下は1年前の電力価格(出典ドコモ電気)なので、今はもう少し単価が上がっているかな。

基本料金と再エネ賦課金を加え、10%の消費税を加算して45円/kWhとすると1km走行に要する電気代は7.5円になる。
ガソリン価格が170円で燃費が23km/lだとすると、1km走行に要するガソリン代は約7.4円だ。

電力料金もガソリン代も地域による差が大きいので何とも言えないが、少なくとも現時点ではランニングコストが高いとは言えない。
エンジンオイル/オイルフィルタ/エアクリーナ/イグニションプラグ/ドライブベルトなどICE固有の消耗部品は存在しないし、ブレーキパッドは長持ちなのでメンテナンスコストは安い。

ディーラとか民間整備工場でEVの整備価格が別途割高に設定されていたりするのは、点検項目が少なくて普通の価格では儲からない為もある。
(専用テスター使用点検料として料金を取っていたりする)

EVのリスクは壊れたときの修理代だ。
バッテリーにしても制御系にしても、修理代は高く付く。
バッテリーや制御系が壊れるというのは、ICEでエンジンが壊れました、みたいなものだからだ。
ガソリン車でエンジン本体が壊れるなど滅多に無いが、EVでのバッテリートラブルや制御系の故障は起きる。
保証は8年だったかな。
8年経ったら乗り換えるのは手だが、たぶん売るに売れない価格になっているだろう。

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