バルコニーの手すりの固定には、ラティス用の柱固定金具を使っている。
出来合のもので丁度良いサイスと言う事でこれを使った。
鉄に焼き付けっぽい塗装がされているものだが、この上からペンキやトップコート剤などを塗って使っていた。

元々屋外で使うようなものだろうし、塗装もされているので錆びにくいかなと期待した。
これが取り付けたときの写真である。

ちゃんと塗装もされていたのに、どんどん錆びていった。
柱側とベースプレートは溶接されているのだが、ここが朽ち落ちた。
ベースプレート側はこんな感じである。

周囲のグレーの部分はトップコートを塗った部分だ。
トップコートの下は錆びていないのだが、内側から錆が進行してトップコートがさび色になっている。
プレートの裏側はFRP層にくっついていたのだが、こんな感じで錆びている。

ここはFRP層と密着しているので水は入ってこない。
しかしこれだけ錆びてしまっている。
表側から錆が進行して金属を腐食し、腐食した部分に雨水が入り、更に腐食が進んだのか。
柱を固定する部分の下部には隙間があって、内部に水は溜まりにくいようになっている。
ただ金具の内寸と柱の太さがほぼ同じなのに加え、隙間がペンキで塞がっているでの雨水が浸入する可能性は低い。
水抜き穴から水が入る事はあると思うが、水抜き穴なのだから水は拭ける。
組み立てる時にはその柱のささる真下部分(もっとも錆びているところ)にはペンキを塗っておいたのだが、そんなものは役に立たなかったわけだ。

通常さび止め塗料が塗られていると、7年でここまで錆びる事は無い。
実際他の鉄材はさび止め塗料すら剥がれていない。
と言う事を考えると、この金具自体の品質が悪いとしか言いようがない。
150円で作って2千円で売る、みたいな商売なのかな。
コメント
こんばんは。
酷い錆ですね。
ふつうこのような部材は、どぶ付け亜鉛メッキをするのが
常識と思うのですが、常識の通用しない世の中が到来したんでしょうか。
古墳時代の鉄製品(うちの近所の出土品)↓
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB:%E6%B1%A0%E5%B0%BB2%E5%8F%B7%E5%A2%B3%E5%87%BA%E5%9C%9F_%E9%89%84%E5%89%A3%E3%83%BB%E9%89%84%E9%87%98%E3%83%BB%E9%8E%B9%E3%83%BB%E9%89%84%E9%8F%83%E3%83%BB%E9%8C%90.JPG
より錆びていますね。
鉄の純度の問題もありそうですが、鉄バクテリアの仕業かも知れません。
https://www.edu.city.kyoto.jp/science/online/story/26/index.html