給油ノズルで火花が出るの?

ANNでは給油ノズルの金属と、車両の給油口の金属がぶつかると火花が出るから危険だと言っている。
更にこれを信じたカーアクセサリショップ?も、火花が散るから危険だ、爆発するぞと言い始めた。

給油ノズルって防爆金属なんじゃないのかな。
防爆金属ではないとしても、火花を散らすために一体どれだけの力を加えれば良いのか。

金属同士がぶつかって火花が出る理由を、GoogleAIは以下のように言っている。

金属をぶつけたときに火花が出る原因は、金属の表面に存在する電子がマイクロ波の振動によって激しく動き回り、勢いあまって空中に飛び出した電子が他の物体に飛び移ることで発生する放電です。

マイクロ波はどこからやってくるのだろう?
金属同士をぶつけるとマイクロ波が発生する?
何か反ワクチン派の理屈みたいな…

車両と給油機の間の電位差を心配する向きもあると思う。
この時期ガソリンスタンドがコンクリート面に水を撒いているのは、車両に帯電した静電気を逃がすためだ。
タイヤは一定の導電率を確保するように作られている(シリカ系のタイヤは絶縁抵抗が高いので、タイヤの一部分にだけ導電部分を作っている)ので、水で濡れた所を通過すると車両に帯電した静電気の多くは放電される。
ブリジストンは以下のように説明している。

一般的に、シリカが多く配合されたタイヤは、ゴムの導電性が低い特徴があります。
従って、走行中に車両で発生した静電気が路面へ放電されにくい傾向があります。
そこで、 導電性の高いゴム(導電スリット)をトレッド面に線状に露出させ、蓄積した静電気を放出しやすくしています。

ヨコハマタイヤも同様である。

タイヤが地面に接していれば車体の電荷は地面に抜ける。
給油機は設置されていて、給油ノズルの金属部分も設置電位だ。
ノズルの樹脂部分は導電性になっているので、それを握っていれば人体も設置電位である。

ガソリンの話ではないが、某タイヤショップが車止めにタイヤを付けてはいけないとPostしていた。
確か以前も同じような事をPostしているアカウントがあったが、同じ人なのかな。
タイヤショップ曰く、タイヤ止めにタイヤを当てるとタイヤに力が加わりっぱなしになるので、タイヤやサスペンションが傷むという。

そんなもので傷んだら加減速は出来ないし、坂道発進も、坂道を下る事も出来ない。
と言う事をちょっと考えれば分かりそうなので、単に炎上商法的インプレッション稼ぎなのかな。
こうした事を書けば当然間違いが指摘される訳だが、それに対しては以下の回答だ。

敢えて引用しないけど、余計に変な人達が沸いてきて草。揚げ足取りのオンパレード。クレーマーの宝石箱じゃ。客観的に見てると楽しいだろうけど、渦中の私は大変です。

あくまでも指摘しているのは揚げ足取りであり、自分の意見が正しいと主張する。
こういう人には何を言っても無駄なので、そうですよね、目の付け所が違う、さすがです、とでも言っておけば良い。

コメント

  1. nas より:

    カーアクセサリショップの新たなネタでしょうか
    昔流行った静電気を逃すとか触れ込みのアースバンド?
    最近見なくなりましたがこれをきっかけに再燃するのでしょうか
    そもそもそんなに簡単に火花が発生するなら毎年ニュースになるでしょうし
    車メーカーが真っ先に対処するでしょうに

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