たまたま見たXのPostが長文だった。
青バッジアカウントなので長文を書けるのだが、更にそれをいくつものPostに分割するほどのものだ。
で、こうしたPostがいくつもあるので、最近の流行なのかなと思った。
「家に居たら知らない人が訪ねてきて、何かと思ったら数日前に逃げ出して迷子状態だった、ウチの犬を連れてきてくれた。」
と言うような事があったとする。
それを無駄に長くPostする。
私はいつものように朝食を摂り、芳醇な香りを漂わせるコーヒーカップを持って、リビングのソファーに腰掛けた。
コーヒーの好みは人それぞれだが、私は香り高きものこそ最高だと信じている。
勿論酸味だとか苦みだとか、そうした味の要素も十分に大切ではある。
大切ではあるのだが、どんなに味が素晴らしかろうと香りが気に入らなければそれでアウトだ。
そんなコーヒーの香りに酔いしれる、いや、酔いしれるというのはいささか言いすぎか。
毎日同じようにコーヒーを煎れ、同じように香りを楽しむ。
コーヒーの香りはいつも変わらないが、外を見る景色は四季を映す。
窓からは葉を落とした木々が見え、12月ももうすぐ終わりだな、などと思いながら窓の外をぼんやりと見ていた。
すると突然ドアのチャイムが鳴った。
日曜の午前中だというのに、誰か尋ねてくる予定でも入っていただろうか。
そんな事を思いながらインターフォンの画面を見る。
いや、この画面、最近映りが悪く液晶のドット欠けが起こっている。
思えば購入したのはこの家を建てた時だから、何だかんだと30年にもなる。
30年間働き続けたのを褒めてやるべきなのか、それとも品質の問題を指摘すべきなのか。
次に買う時にはどこのメーカにすべきか、どのメーカの製品の信頼性が高いのか、インターフォンの前でしばし考えることになる。
そしてそのドットの欠けた液晶の向こう側には、初老の紳士が映っているのだった。
みたいな、昭和の頃のアニメ番組みたいに進行が遅い。
書くのも大変だろうから、インプレッション稼ぎも大変だなと思った。
いや、書くのは生成AIにやらせているのかも。
一つは建築系アカウント、一つは動物病院系アカウントだったのだが、文章の構成が似ていた。
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