いくつかのガソリンスタンドの価格表示を見たのだが、価格は余り上がっていない。
勿論従来の価格通りというわけではないと思うのだが、通常の価格変動くらいかな?と思う。
これも地域差があって都内などはキッチリ5円上がったみたいな所もあるそうだ。

・補助金はガソリン価格抑制より、元売りの利益になっていた。
・補助金がある分、小売価格を高く設定するのが普通になっていた。
という、何度も言われている事が証明されたみたいな話だ。
そして補助金が減額されてガソリンを売りにくくなれば、当然価格を下げざるを得なくなる。
その結果として(地域によっては)余り価格が変わらない、という事だ。
原油価格、ガソリン(レギュラー)小売価格、為替レートのグラフを重ねてみた。
横軸スケールは合わせたが、厳密ではない。
ガソリン価格は補助金により安くなっている、小売り価格そのものである。

補助金制度が開始される以前の2021年は、原油価格とガソリン小売価格がほぼ比例していた。
2022年4月からは原油価格が下がったにもかかわらず、ガソリン小売価格が下がっていない。
2023年10月からは補助金額が増えたので、それに合わせるかのようにガソリン小売価格が上がる。
為替レートによる変動も勿論あるので補助金が全く無駄だとは言えないが、他の補助金や助成金同様に、使った税金の多くは中間搾取されてしまい国民には戻ってこないと言う事だ。
勿論、だからこそ暫定税を廃止しないで補助金バラマキを財務省は押し通した。
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