24ヶ月点検は3月にでもやろうかな

車検が4月なので3月に車検を取ってしまいたいが、3月は混雑の月だそうなので無理かな。
今年の4月以降は2ヶ月前から車検を受けられる(受けても残日数が減らない)ようになるとかで、2年後には2月に車検を受けても問題ないことになるわけだ。

万一不具合があると車検切れになる可能性もあるので、点検は早めにしておく。
3月頃になったら点検をやろうかなと思うのは、今は未だ寒いからだ。

点検項目は沢山あるが難しい点検はなく、該当しない部分もある。
パワーステアリング関係だが、電動の場合はドライブベルトやフルードの点検がなくなる。

チャコールキャニスターは燃料タンクの近くに付いていたと思う。
実際点検すると言ったって、目視くらいだろうなぁ。
ジムニーの整備書にはチェックバルブを点検しろと書かれていた。
チャコールキャニスタには3つの配管口があり、一つは大気開放、一つは燃料タンク、もう一つはインテークマニホールドに(電磁バルブを介している場合あり)接続されている。

ガソリンが蒸発してタンク内圧が高まると、ガソリン蒸気はキャニスタに導かれる。
キャニスタで有害物質を吸着した残りのガスは(ガス圧が一定以上であれば)解放される。
エンジンをかけるとマニホールドの負圧で、キャニスタ内に吸着された有害物質がエンジンに吸引される。
これを繰り返しているわけだ。
チェックバルブが不動になるとガソリンタンク内圧が過剰に上昇したり、逆にエンジン稼働時にタンク内が負圧になってしまったりする。

キャニスターはエンジンルームに付いている車が多いと思うので、それだとホース類の亀裂の点検も簡単だ。
エンジンルームがガソリン臭いとか、車室内にガソリンの臭いが入ってくるなどの場合、チェコールキャニスタの劣化が考えられる。
基本的には吸着と排出を繰り返すだけで短時間に劣化するというものではないのだが、多孔質の吸着剤が汚れで詰まると吸着効率が悪くなり、ガソリン臭が感じられるようになる。
昔の車はキャニスタ容量が小さかったのだが、最近の車や欧州車は結構大きなものが付いている。

あとはブローバイ関係、これはホースに亀裂などがなければ問題ない。
大気汚染に関係する部分がこれらだ。
点検項目の中にメターリングバルブというものが出てくる。
これってMetering Valveなのかな?
説明を読むとPVCバルブなので、そう言って貰えばすぐ分かる。
と言うか、自動車屋さん以外はメータリングバルブと言うかな。
メータMeter+ingじゃないのかな?
いずれにしても何を測るバルブなの?PVCバルブだと逆止弁(Positive Crankcase Ventilation)みたいなもので、単なるワンウエイバルブだ。

排ガス再循環装置はEGR系統、減速時排出ガス減少装置ってダッシュポットの事かな。
今の車にはダッシュポットもないし、二次エア導入装置もない。

その他メカニカルな部分ではゴムブーツ類に損傷があるとダメだ。
ドライブシャフトのブーツだとかアンチロールスタビライザのリンクとか、そういった所。
ドライブシャフトのブーツにしても、例えばエアコンコンプレッサのシール不良にしても、回転もののシールが駄目になれば中のものが飛び散るので周囲を見ればすぐに分かる。

パーキングブレーキも最近は電動の車が増えたので、効けばOKみたいな感じかな。
マニュアルの場合は引きしろや遊びの調整があるけれど。
電動パーキングブレーキ車で、パーキングブレーキをかけずに停車することも出来る。
メーカによって操作が異なるようだが、Pレンジに入れてパーキングブレーキが作動した状態で、パーキングブレーキボタンを押しながらエンジンを切るとか、Nレンジに入れたままパーキングブレーキボタンを押しながらPレンジに入れるとかで、電動パーキングブレーキをリリースした状態で車を止めておくことが出来る。
これは北国でのサイドブレーキワイヤー凍結防止のためだ。

24ヶ月点検の記録簿は各種ダウンロード出来る。
トヨタのものだとかrakuda-car.comのものは絵が入っていたりして分かりやすい。
トヨタのものにはハイブリッドバッテリーのエアフィルタの検査項がある。
どれでも法定点検なので項目はほぼ同じだが、分類がされているもの、されていないものなど様々だ。

目視検査ではあるが、ブレーキパッドの残量などはタイヤを外す必要がある。
イグニションプラグも外す必要があるが、これは省略可能な項だ。
日産車の一部とか、水平対向エンジンの車とか、ロータリエンジン搭載車の一部はイグニションプラグが外しにくく、チェックを省略したいかも。
イグニションプラグの寿命も長くなっているしね。

私はブレーキフルードの交換とスライドピンの清掃をする。
パッド残量をチェックするのにタイヤを外すので、ついでに出来る部分を整備しておく。
ジムニーはキャリパーの動きが余り良くなく、引っかかると言うほどのことではないが整備から時間が経つと少し固くなった。
スライドピンやゴムブーツは換えたのだが、特に変化はなかった。

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