枯れた木の枝は徐々に折れて少なくなっていく。
木が枯れて数年すると枝が落ち始め、そのうち幹が腐って折れてしまう。
太い幹がそのまま倒れることは余り多くなく、上の方が徐々に朽ちて幹が短くなって残っている木も多い。

枝が折れるのは冬の方が多いような気がする。
気がするだけで年中同じなのかも知れないのだが、何となく乾燥して折れやすいのかなとか、冬場は風の強い日があるから折れるのかなとか、そんな風に感じる。
特にこの冬は風の強い日が多く、湿度の低い日も多い。
木が枯れるには様々な原因があるが、このあたりの木が枯れるのは昆虫による影響ではないだろうか。

キクイムシなどと呼ばれているそうだが、カミキリムシの仲間とかカシナガなどが木に穴を開けて生息し、その小さな虫が大きな木を枯らしてしまう。
木の枯れているエリアが固まっているというか、何本かの木がまとまって枯れる。
虫が近くの木に移って、その木も枯らしてしまうのかも。
兵庫県のページには以下記述がある。
体長5mm程度の小さな虫で、ナラ類等の樹幹に穿入し、ナラ枯れの原因となるナラ菌を持ち込むとともに、孔壁に繁殖させた菌をエサにするため、「養菌性キクイムシ」とも呼ばれています。
植樹林などでは昆虫による木の枯れを防がなければならず、枯れた木を見つけると害虫退治が行われるそうだ。
完全に枯れる前であれば(害虫を駆除すると)新芽が出てくるそうだが、完全に枯れてしまうと復活はしない。
落葉樹は冬の期間を凌ぐために栄養素を根に蓄え、なので比較的枯れにくいと言われる。
それでも枯らしてしまう虫の威力は凄い。
五分の魂を持った一寸の虫が、10m以上の木を枯らしてしまう。
一匹で枯らすわけではないが、木の周りが虫だらけなんて事もない。
自然の森では適度に木が枯れることで日当たりが改善し、他の木々の成長が促される。
木が枯れないように守っていくことも不可能ではないと思うのだが、こんな山の中で人間の力は遠く及ばない。
それは雑草対策然りであって、グランドカバー植物を植えてみたところで、中々うまく行かない。
この土壌というか環境にあった雑草が生い茂るので、新たな植物を植えてもそれらに負けてしまう。
唯一タピアンが少し頑張ってくれているのだが、うまく増えてくれるだろうか。
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