約6年前に障子紙を貼り替えた。
使ったものはアイロンで粘着剤を溶かして貼り付けるタイプ、アサヒペンのものだ。

紙がプラスチックで挟まれているような構造で、猫が引っ掻いたくらいでは破れない。
しかし熱接着式の糊が弱くなり、剥がれてきた。
アイロンで再度加熱すると一時的にはくっつくのだが、やがて又剥がれてくる。
剥がれると隙間が出来て、そこに猫が手を突っ込んで余計に剥がす。
ある程度剥がれてくると猫の遊び場となり、猫は障子の桟を登ったりジャンプしたり、障子紙は徐々にボロボロになるのだった。
そこでこれを貼り替えることにしたのだが、剥がすのがそこそこ大変だった。
アイロンで加熱して糊を柔らかくして剥がそうにも、中々剥がれず紙の方が破れてしまう。
日焼けで若干黄色っぽくなっているところを見ると、それなりに劣化もしているのだろう。
スチームアイロンで蒸気をかけて濡れタオルで擦ったり、剥がれて欲しくない時には剥がれるくせに、剥がれて欲しい部分は中々剥がれない。
今回使用したものはアイロン加熱接着式ではなく、両面テープで貼る物だ。
同じものを買おうかと探したが、アイロン接着方式が見つからなかった。
売られていることは売られているが、扱い店が減っている。

両面テープで貼る物は、別途両面テープ(専用品がある)を買う必要があるが、障子紙自体は安かった。
触った感じはアイロンで貼る物と同じような、紙がプラスチックでコートされている感じだ。
アイロン接着タイプより、光透過率が若干高いのかなとも思った。
これを両面テープで貼るのだが、貼り付けの作業的にはアイロン方式の方が楽だった。
アイロン加熱方式の場合は、加熱しないと粘着性がないので桟にくっつくことがない。
しかし両面テープは常温で粘着性があるので、くっつきまくる。
果たしてアイロン接着方式の方が長持ちするのか?両面テープ方式の方が良いのか?
なおアイロン接着方式でも、東側に貼ったものは剥がれていない。
南側は剥がれてきたので、紫外線による劣化と考えて良いかな。
コメント