大量の黄砂で視程にも影響が出ているとか。
昨日も今日も風が強いので、窓を開けたら部屋の中も砂だらけかも。
いや、窓を開けなくても小さな隙間から砂は入り込む。
中国ではクーリングファンなどの軸受けに黄砂が入り込んで寿命が著しく短くなった。
リードスイッチタイプのキーボードではキートップのシャフトとスリーブの間に黄砂が入り込み、キーが引っかかったりしてスムーズに押せなくなったという。
これらは洗浄しても中々取り切れず、廃棄されるものが多かったそうだ。
現在では黄砂対策でもないだろうが、シール性やクリアランスの適切化が進んでいると思う。
車の屋根の上にも砂が積もっている。

拭き取った人工セーム革を見ると、黄色っぽい汚れが分かる。

車やバイクのエアクリーナにも黄砂は捕捉される。
湿式フィルタは(構造にもよるが)乾式フィルタより単位体積当たりの集塵能力が高い。
これは純正の乾式フィルタと同一容積であれば、より高い集塵能力を得る事が出来る事になり、スペースの限られる二輪車などでは純正採用されている。
乾式のスポンジタイプの社外品は集塵能力が小さいので、細かな砂は通してしまう。
吸入抵抗は小さいのだが、その分集塵能力が落ちる。
ターボ車でこうしたスポンジのフィルタを使っていると、コンプレッサのブレードがザラザラになる。
細かな砂などが高速で衝突し、ブレードを削る。
こちらのページには花粉と黄砂に関して書かれている。
日本で観測される黄砂の大きさは数μmだそうだ。
明日の夜は雨の予報なので、積もった黄砂が洗い流されるかも知れない。
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