伊東市長の学歴詐称問題

ローカルニュースでは毎日報道されている、田久保伊東市長の学歴詐称問題である。
プロフィールには東洋大学卒業と記していたが、実際には除籍になっていたというもの。
除籍の理由は定かではないが、東洋大学の除籍理由を見ると授業料の滞納が続いたか、あるいは単位が取れなかったことになる。
田久保氏は、大学生活後半は殆ど通学していなかったと言っている。

田久保氏が伊東市議として選挙に挑んだとき、得票数がギリギリで当選した。
なので(こういう言い方は失礼ではあるが)市長選で勝てるのだろうか?と思っていた。
しかし結果は、14,684票対12,902票で現職に勝ったのが5月25日だった。

その後怪文書として学歴詐称問題が指摘される。
当初は怪文書には回答しないとしていたのだが、後の対応がどうにもマズかった。
当初は”卒業している”として議長にも卒業証書らしきものをチラ見せしている。
チラ見せしたのみで、ハッキリは見せておらず不審を買う。
そして説明を求められる事態となり、卒業ではなく除籍だったことを明らかにした。
市長は公選法に抵触しないとしているが、百条委員会で審議される事となる。

例えば指摘を受けたときに、”学費が払えませんでした”とか”単位が取れませんでした”、プロファイルは秘書が作りました、自分は確認していませんでした、大学卒業のプロファイルが一人歩きした格好で、あえて訂正することを先延ばしにしました、大学はクビになりましたが、市長は首にならないように頑張ります、位の方が政治家っぽい。
しかし嘘に嘘を重ねると、その嘘の内容よりも隠蔽しようとした方を責められる。

嘘つき市長に用はないと、市民からの声も報道された。
市長の学歴で市政が変わるわけではないが、市長の誠実さは市政に影響を与える。
田久保市長は、この近くに出来ると言われるメガソーラ関係でも、事業者の説明会に出席頂いた。
行政側の立場から手続きに関して問われると、事業者はタジタジになるという一面もあった。
古くさい田舎の政治家色に染まっていない、新鮮な気持ちで市政を行う事に期待した人も多かったはずだ。
それが得票数となり伊東市が変わろうとしていたのだが、現状を見る限り厳しい状態ではないかと思う。

コメント

  1. bluefinder より:

    怪文書とかいう言い草が兵庫県知事(驚くべきことに現職)を彷彿とさせて、否定したり自分はそう思わないとか言い続ければ乗り切れると思ったんだろうな~
    兵庫はぐちゃぐちゃですが、こちらは自治体住民の良識に期待したいところです。

  2. 好事家 より:

    田久保市長はF&Fのソーラ発電所Blogで知り注目していました。
    「政治家色に染まっていない」とおっしゃるとおり、
    田舎(失礼!)の閉塞的な役所の慣例を変えれるか?と期待していたのですが残念です。
    政治慣れしていない故に不祥事(とはご本人は思われていないのかな?)の対応がたどたどしいのが重ね重ね・・・

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