基本的な制御は初期型モデルから変わっていないように思える。
角などに入り込むと中々出てこないところも変わらないのだが、その場でくるくる回る動作が増えた。
従来は120度ずつ3回まわって元に戻るみたいな動作だとか、180度を2回まわって同じ所にぶつかる動作が見られた。
e5でも基本的な制御自体は余り変わっていないように思える。
それに加えて超信地旋回が増えたような気もする。
上の動画の最期にRoombaが出て行こうとしている場所は開放されているのだが、何故かその方向に行かずに引き戸のあたりをウロウロしている。
ここは引き戸の反対側が解放されているので比較的早く脱出するが、そうでない場合は来た方向に戻れずに数分以上も頑張っていることがある。
猫トイレの付近をウロウロする。
ゴミが落ちていると複数回往復をするのだが、その場合は後退するのでそれとは違う。
この動画ではすぐに脱出しているのだが、動画を撮ろうと思ったのはこの場所で数分間ぐるぐる回っていたからだ。
カメラを持って来た時には脱出していて、再度近寄ったときに取ったのが上の動画である。
下の動画はRoomba880の様子、長いので1000倍速にした。
これを見て分かるようにルンバが通らないところは全然通らないし、通るところは何度も何度もそこあたりを掃除している。
e5は清掃時間が短い傾向にあるが、必ずしも短いわけでもない。
つまりばらつきが大きいわけだ。
これによって清掃品質が低下したのかどうかはよく分からない(猫の抜け毛位しか散らかっていないので)のだが、どこかに引っかかって抜け出せなくならない限り880の半分位の時間で清掃が終わる事が多い。
ルンバはiシリーズから直線的移動をするようになったのかな。
iRobot社ではランダム移動こそベストだと言い続けていたが、他社のロボット掃除機に清掃性能(時間あたりの清掃能力)で負け始めたことから直線移動にしたようだ。
ただ直線移動のアルゴリズムというか何というかが、余り上手く出来ているとは言えない。
モデルによって差があるとは思うのだが、ルンバが入り込まず掃除をしない部分が発生する。
何かにぶつかった場合に、そこを避けて回り込むような動作をせずに諦めてしまう場合がある。
ルンバは当初回転ブラシを使っていたが、それをゴムローラにした。
毛の絡まりは少なくなったが騒音問題や床やカーペットへの攻撃性が増した。
そこで最新型では再び回転ブラシに戻している。
コストダウンもあって回転ブラシは1個の設計、従来は各モデル共通部品だったが新型からは個別設計なのだそうだ。
ニューモデルでは吸引力が180倍になったと言っているので、初期モデル比だと5千倍位になっているのかな。
モデルチェンジの度に5倍になりましたとか10倍になりましたとアナウンスしているので。
ただ実際に使ってみると違いはよく分からない。
600シリーズとe5を同じ部屋で動かして比較してみたが、ゴミ(猫の抜け毛や多少の猫砂)の取れ具合に大きな差は感じられなかった。
少なくとも消費電力自体は余り変わっていない筈なので、吸引力が数百倍というのは嘘くさい。
メーカによっては負圧が何パスカルだから強力だみたいな書き方もするのだが、それは吸込み口を塞いだ場合の負圧であって通常使用時のものとはちょっと違う。
いくら到達真空度が高くても、風量が微量だと意味はない。
これはダイソンの掃除機でも同様で、総合的吸引力は極めて小さいのだ。
ルンバの中古は安いので、価格対性能と考えれば我慢は出来る。
ウチの場合は猫の毛を吸い取れれば良いので、吸引力自体は多くは求めない。
ルンバは猫砂(シリカゲルタイプ)をブラシとローラによって吸い込むことが出来るが、ダイソンではちょっと難しい。
猫砂はエアガンの弾位の大きさと重さなのだが、それでも中々吸い込めない。
少し重い円筒形の猫砂は、ダイソンのノーマルモードでは吸い込めない。
しかしMAXモード(これなら吸い込める)にするとバッテリー消費が激しくて、動作時間に不満が出る。
回転ブラシを使えば吸い込めるのだが、回転ブラシに負荷をかけると(猫砂が挟まりかけたりすると)過負荷で止まってしまう。
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