輸入車はトルクスのネジを結構使うのだが、小さなトルクスネジを六角のキャップスクリューだと思って六角レンチで締めていたことがあった。
何か入りにくいなとは思ったのだが、入ってしまえばトルクをかけても滑らなかった。
しばらく間違に気づいていなかったのだが、何で入りにくいのかな?ゴミでも詰まっているのかなと良く見たらトルクスだったのである。
トルクスも角度は60度なので、まあ六角レンチが入らないこともない。
E型トルクスに似て非なるものは↓のソケットだ。

良く見れば分かるが、これはギザギザが45度ごとについている。
デフのドレンプラグなど、四角い頭のネジを回すときに使うソケットだ。
普通のソケットレンチはだいたい見ればサイズは分かるが、だいたいしか分からない。
カラーコードでも付けてくれたら分かりやすいのになぁ。
少なくともミリサイズのものなら、0~9で事足りるわけだし、12mmと22mmは間違いようがない。
なんて要求はアマチュアからしか出ないのかな、プロなら見た目ですぐ分かるよ、って事で。
E型トルクスのソケットを買おうと思いながらそのままになっている。
今持っているのはセットで買った安物で、E12とかE14は結構ハイトルクで使うのでちゃんとしたものが欲しい。
100Nm以上をかけるネジもあるので、1/2差し込み角のものも用意しておこうと思っている。
トルクス(CAMCAR DIVISION OF TEXTRON Fastening System Inc.の商標)はレンチとネジが面接触するので、ハイトルクをかけやすい。
一般的な六角頭のネジだと線状に力が加わるので、ハイトルクを許容するためには対辺を大きくする必要がある。
T型トルクス(ボルトの頭がへこんでいるネジ)は、キャップボルト(六角の穴が空いているボルト)同様にカムアウトが起きない。
そしてキャップボルトよりもトルク伝達効率が良いのだが、値段は高めだ。
車で使うサイズのE型トルクスはサイズを間違えないと思うが、小さなネジの場合はネジのサイズとレンチのサイズが違っていても入ってしまう。
そのまま回しても多少トルクがかかるのだが、やがてネジの突起部分が削れる。
慣れれば六角ボルト同様の感覚になるし、BMWの場合は使うサイズが決まっているので間違う可能性は少ないが、不安なときは1サイズ違ったものを入れてみる位の気持ちが必要かも。
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