今回壊れたものもTP-LINKのtapo P105である。
以前にも壊れて、それは電解コンデンサを交換して修理した。
今回もまた電解コンデンサの不良だろうなと思って中を見てみる。

インサーキットではあるが、各コンデンサの容量をチェックした。
前回のもので容量抜けの見られた470μF/10Vの電解コンデンサは400μFほどの容量が残っていた。
この程度で動作不良になる事はないだろうとは思ったのだが、680μFの電解コンデンサに交換してみた。
しかし交換しても再び動作する事はなかった。
抵抗やダイオードなど簡単にチェック出来るパーツは見てみたが、壊れているものはなかった。
本体はそこそこ温まっているので何らかの動作はしているのだろうが、Wi-Fi接続も出来ないしハードウエアスイッチでのリレー動作もしない。
交換した680μF/10Vのコンデンサの両端の電圧は2.23Vと低かった。
正常な電圧が何ボルトなのか不明なので何とも言えないが、外部から3Vを印加してみることにした。
すると一瞬500mA以上の電流が流れようとした。
電流リミッタを500mAにしていたので、定電流機能が働き電圧が下がった。
しかしその後電流値は減少し、定電圧電源の電圧は3Vまで上がった。
この状態で再度ACラインを接続してみると、680μF/10Vの電解コンデンサの両端の電圧は5.0Vとなったが、P105は動作しなかった。
中途半端に壊れていた部品、あるいはデバイスのポートを焼き切ったのだろう。
制御系が壊れたのだろうが、この壊れ方は初めてだ。
千円くらいなものなので、TP-LINK製品の寿命は3年くらいと見ておくのが良いかな。
なおこの製品には3年の保証が付いているが、安価なものは捨てた方が良い。
TP-LINKの保証規定では、無償修理・保証規定による交換の送料はこちら持ちだ。
定形外郵便や着払いでの返送は受け付けていない。
TP-LINKの返送先が不明だが日本支社(東京)だとすると、送料は宅急便で最低940円~沖縄からだと1,460円かかる。
機器を弊社にお送りいただく際は、必ず精密機器の配送に対応する宅急便等をご利用ください。
着払いで送付された場合は受け取り拒否で返送となります。弊社はいかなる場合においても、製品修理にかかる付帯費用(送料、設置工事費、人件費、事業利益や情報の損失、故障品交換費用等を含みますが、これらに限定されません)については、一切の費用負担を行いません。
故障品送付後に自然故障と判断されない場合は保証されないので、送料が無駄になるだけで終わる。
保証により修理または交換された場合は、TP-LINKが発送送料のみ負担するとなっている。
SwitchBotはTP-LINKに比較するとサポートが良くて、故障状態を動画などで報告すると代替品を送ってくれる。
故障品の返送は必要が無いので、製品使用者の負担はゼロである。
TP-LINK製品でもHS-105は今のところ壊れていない。
と言っても2個しか使っていないので、10個以上使っているP-105と同じ故障率だとしても、故障に当たらないだけかも。
P-105は今も売られているが、電力量モニタの付いたP-110Mが発売されている。

セールで安かったので今回はこれを買ってみる事にした。
Amazonのセール価格はよく分からなくて、セールでない時も値段が変動するので(上のスクリーンショットで見た)-18%を単純に信じない方が良い。
楽天やAliexpressでも同じだが、セール時には定価を上げておく手法がある。

P105との違いは電力量のモニタが出来る事とか、LEDが見やすくなった事だ。
セットアップは従来通り、簡単にできる。
コメント
switchbotのスマートプラグを電力モニタ代わりに使っていたのですが、よく壊れるので色々諦めました。
電力モニタとしても、あんまり使い勝手が良くなく、リアルタイムモニタと1日の積算だけで、時間ごとはデータ集計がなかったのも、もういいやと思った理由でした。
Switchbotも壊れますか。
うちのも壊れるかな、冬場の温室加温ヒータ用に使っているので。
TP-LINKのエネルギモニタは日ごとと週ごとのグラフ表示が出来ます。
まだ(殆ど)使っていない(負荷に通電していない)ので詳細は不明ながら、棒グラフが並ぶのかな?と思います。