扇風機に風量などを表示するLEDが付いているのだが、これが点灯しなくなった。
おかしいなといじっていたら点灯したので放ってあったのだが、また点灯しなくなっていた。
何をやるのと直るのか分からなかったので、とりあえずショックを与える。
すると元通りに点灯するようになった。
接触不良か。
早速分解してみるのだが、構造が複雑である。
底部を重くするためにウエイトが仕込まれていたり、はめ込み部分あり、ネジの本数も多くて少し面倒だった。
中には小さな基板があって、LEDドライバのICとLEDが乗っている程度だ。
リモコンの受光部もある。

LEDドライバは3線シリアルで信号を受け、LEDをダイナミック点灯させる。
目視では接触不良箇所が分からなかったので、とりあえずコネクタやICをハンダ付けし直した。
片面基板なのでハンダクラックも入りやすいのだろう。
動作させてみるとちゃんとLEDは点灯した。
やはりどこかが接触不良だったんだ。

基板を元に戻し、ケースを嵌め込み、ネジを留めて元に戻す。
で、電源を入れたらLEDが点灯しない…
今度はどこに衝撃を与えると直るのかを確かめるべく、ドライバーの柄の部分でコンコン叩いてみる。
叩いてみるが、どのあたりを叩くと直るのかがよく分からない。
仕方がない、自動叩き用ソレノイドを付けよう。
なんて事をやり始めるとホンダの車作りみたいになってしまうので、モータ側を開ける事にする。
モータの入っている部分に操作ボタンもあるので、ここにも何かデバイスがある筈だ。

ここもネジが多くて面倒だったが、外すと基板が現れた。

裏面にはデバイスがあるが、PICみたいなものかな。

ここも目視で異常はなかったが、コネクタやICなどのハンダ付けをやり直した。
これで直るかと思ったのだがダメだった。
電解コンデンサがいくつか付いているが、電源系のものだと思う。
外して容量をチェックすれば劣化が分かるのだが、とりあえず5Vのラインに22μFを1個追加した。
電源電圧に異常はなかったのだが、LED基板の方にも電解コンデンサを追加した。
コンデンサが効いたのか?ハンダ付けのし直しが効いたのか?あるいはまた駄目になるのか?
これで今のところは動作しているのだが、扇風機本体を動かす(移動する)と何かの衝撃でLEDがチカっとする。
モータ部分とLED部分を結んでいる配線の被覆が切れて短絡するとか?
この扇風機は首振りモータも動かないし、結構ボロなのだ。
DCモータ型の出始め頃のものなので、色々不具合が出ている。
それに比較するとインダクションモータを使ったものは、構造が簡単で長持ちする。
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