タイトル詐欺に騙される人

日テレのニュースのタイトルだけを見て、自動車運転免許の取得が楽になると勘違いしている人がいた。
タイトルの一部は「マニュアル車免許 技能実習”4時限”へ短縮」となっていて、マニュアルトランスミッション(MT)車の免許の技能実習が4時間で完了するように見える。

実際にはそんなことはなく、AT車で31時間の実技講習を受けた後にMT車で4時間の追加講習を受けるという事だ。
日テレはニュース映像の中で以下を放送しているが、これも誤りである。

正しくは上に書いたとおり、AT車で31時間+MT車で4時間の講習があり卒業検定はMT車(場内)とAT車(路上)で行われる。

MT車は需要低迷で車種数が激減していて、教習車が用意出来ないみたいな話もある。
コンパクトクラスだとMAZDA3が唯一なのかな、MT車が用意されるのは。
輸入車でもMT率は減少していて、今は余り選ぶことが出来ない。

こうした事から、実際に免許を取得したとしてもMT車に乗るのはごく一部との見方があり、MT車による講習は現実的ではないと言うことだ。
なお従来のMT免許取得時にはMT車で31時間の講習+AT車で4時間の講習が必要だったと、某教習所は書いている。

運送業界のドライバー不足に対応するための免許取得システム変更とも言われるが、小型~中型トラックもクラッチレスのオートシフト車が増えている。
某トラック系ショップ?では、トラックのAT車は以下の点で不便だとしている。

万が一、必要以上にアクセルを踏んでしまったときも、クラッチ操作でエネルギーを分散させれば、事故を未然に防止できます。
オートマはこのようなクラッチ操作ができないので、トラックにおいてはあまり普及していません。

アクセルを踏みすぎたら、まずアクセルを離すことが必要だ。
クラッチを切るより、アクセルを離した方が減速度が大きくなる。
そもそも必要以上にアクセルを踏むってどういうことだろう??AIが作った記事なのかな。
更に言えばATでもニュートラルにシフトセレクタを持っていけば、エンジン側とトランスミッションは切り離される。

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