7月の長期予報では8月も9月も降水量は多いか平年並みとされたが、外れた。
北関東では9月になっても余り雨が降らず、取水制限が行われるとのニュースもあった。
例年だと7月下旬から8月上旬をピークに、最高気温グラフは山型になる。
今年は6月から9月までトップがフラットに近いような、最高気温のグラフとなった。
2021年は9月になった途端に気温が下がったが、それ以降は9月下旬まで30℃を超える日が続いている。
今年もその例に漏れず、上旬には各地で猛暑日が記録されるなどした。
静岡県では9月上旬の台風15号によるものとみられる竜巻が発生し、被害が出た。
最大風速が75mに達したとの事でJEF3クラス、TBSは国内での観測史上最大級と報道、フジテレビは独自調査で風速81m以上だとした。
静岡県内では毎年のように竜巻が発生していて被害が出ている。
9月11日には都内で豪雨があり品川区では床上浸水、世田谷区や大田区では中小河川が氾濫した。
秋雨前線に吹き込む南風と、上空の寒気で激しい雨が降った。
ビルの地階には雨水が流れ込み、地下の店舗が浸水するなどした。
9月12日は東海地方以西で線状降水帯が発生し、三重県四日市市の地下駐車場で地下二階は完全に水没、地下一階でも床上1mまで水が溜まった。
1時間あたりの雨量は約123mmに達し、駐車場関係者は「突然の雨で止水板が上げられなかった」(NHK)との事だが、3箇所ある止水板昇降装置の中の2箇所は4年前から故障していた。
国交省は故障の事実を把握していたが、何も行わなかったと朝日新聞は書く。
駐車場所有者の国土交通省は26日、管理を担う民間事業者から2021年末に報告を受けながら修繕などの対応をしていなかった、と明らかにした。
更に排水ポンプも電源供給が止まって動作せず、水没に至った。
水没した駐車場は立ち入り禁止となっていたがゲートなどは設置されておらず、外国人などが入り込んで車両を荒らすなど被害が出た。
駐車場管理会社は、盗難は警察に届けろとアナウンスをした。
各自が加入している保険会社の対応もマチマチで、写真だけで保険金が支払われた人がいる一方で、被害車両を確認するまでは保険手続きに入らないとする所もあるそうだ。
なお車両保険に自然災害対応オプションが付帯していないと、保険金が支払われない場合がある。
水没車両の搬出は29日から開始されたが、全ての車両の運び出しには10日ほどかかるそうだ。
こうした事故では補償関係でもめることがある。
静岡空港でも屋外の駐車場が水没したが、静岡空港は補償しないと言っている。
保証されるかされないかに関して、以下が重要だ。
静岡空港 | 四日市地下駐車場 | |
大雨が予測出来たか? | 気象情報により予測出来た | 気象情報により予測出来た |
大雨被害を防げたか? | 広大な面積の排水は不可能 | 止水板が故障していなければ防げた可能性がある |
防災対策が行われていたか? | 屋外駐車場であり、豪雨対策は行われていない | 排水ポンプはあるが、非常電源はない |
雨の少なかった7月と8月の分が一気に降ったかのような大雨に、各地で被害が出た。
それでも伊豆では例年より200mm程度雨量が少ないので、台風や前線による大雨があるかも。
9月20日には前線が南に下がり、北の高気圧が冷たい風を運んできた。
この地でもこの夏以降初めて夜間の最低気温が20℃以下に、24日には約14℃と肌寒いくらいになったものの、月末にかけてはまた冷房が必要な気温になった。
3ヶ月予報の10月/11月は先月の予想と変わっていない。
12月は寒いか平年並みと、これまでの暑さから寒さへの転換点となるのか。
降水量は多いか平年並みと予想されている。
北日本/日本海側では降水量(雪)が多めの予報になっている。
日本海の海水温が高く、水蒸気が多く日本海側各地に流れ込むのだとか。
太平洋側の雨量は少ない予測だ。

山のタイムラプス
南東方向のタイムラプス
南西方向のタイムラプス
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線+1度
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線±0度
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線-1度
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線-3度
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線-4.5度
夕焼けのタイムラプス太陽高度:地平線-6度
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