冬に備えて温室を作り始めた。
基礎部分のコンクリート壁に、L型金具で2×4材を固定していく。

屋根部分は透明のポリカーボネートの波板を使った。
透明度が比較的高くて丈夫、ハサミでカット出来るので加工も楽である。
ただし経年劣化が起きるので、徐々に透明度は下がっていく。
上の写真の右側が南面になり、ここもポリカーボネートの波板を貼ろうと思っている。
最初は筋交いくらい入れた方が良いのかなと思ったが、組んでみると結構丈夫で平行四辺形に変形することもない。
構造体の強度に対して荷重が殆どかかっていないので、枠の部分は強い。
金具も使ったが、屋根部分と柱の部分は下の写真のように結合させた。

ホゾ加工して嵌め込めば良いのだろうが、そんな技術は持ち合わせていない。
精々結合部の面積を増やし、各材木同士をビス留めするくらいが精一杯である。
波板という事もあるし、上の方は隙間が空いている。
保温性からいけば隙間は塞ぎたいところで、隙間風が問題になるようであれば又考える。
一方で日中はかなり温度が上がってしまうので、換気が必要だ。
換気が悪いと二酸化炭素濃度が減少してしまう問題もあり、昨冬はタイマーで換気扇を動作させて日中は換気をしていた。
この温室も換気扇は必要だと思っているのだが、さてどこに付けようか。
出入り口は網戸(ビニルシートやエアキャップを貼って断熱予定)の廃材を使い、その横の部分は杉板を貼ろうかと思っている。
この杉板に穴を開けて換気扇を付けるかな、エアコンを冷房運転するのはエネルギの無駄だ。

コンクリートへの穴開けはインパクトレンチ(と言ってもインパクトモードにはならないので電動ドリルと同じ)にコンクリートドリルを付けて行った。
骨材に当たるとさすがに穴開けが厳しかったが、それでも力を入れてドリルを押しつけていけば何とかなった。
骨材を突破出来れば、そのまま穴が開けられていく。
基礎部分は少し固い感じがしたが、柱を立てたコンクリート板は面白いように穴を開けることが出来た。
コンクリートビスは長いものを買って来たのだが、当初は2×4材自体をコンクリート壁にビス留めする予定だったからだ。
しかし実際には2×4材を直接コンクリートに付けず、L型金具を使ったのでビスが長すぎた。
短いものを買いに行こうかと思ったのだが、ビスだけ買いに行くのも面倒になったので、長いビスをグラインダで切断して使った。
広さはマンション用のユニットバスの1218サイズくらいだ。
ビニール温室を使っていた時は、そのビニールの上にエアキャップを二重にしてかぶせて保温した。
日光は当たりにくくなるのだが、植物がモヤシになる事は無かった。
断熱材を入れて内張でも作れば別だが、こうした温室の場合はエアキャップなどでの断熱効果は少なそうだ。
農業用のビニール温室ではビニールを二重にして間に空気を入れる(送風機使用)とか、ビニールカーテン的なもので作物を囲うなどする。
エアコンのコントロールはWiFi接続可能な赤外線リモコンを使う。
温度制御自体はエアコンにやらせようかと思っているが、ON/OFF位は出来ないと不便だ。
電源を切るのならスマートコンセントを使えば良いが、殆どのエアコンはいったん電源が切れると、リモコンで電源を入れ直さないと再稼働しない。
エアコンは古いものなので制御コードを学習出来るタイプのものでないと都合が悪い。

昨冬はヒータをSwitchbotの温度センサとスマートコンセントで制御していた。
Switchbot製品同士であればSwitchbotアプリ内で制御は完結する。
中華センサなどでも温度制御連携は可能なのだが、連携可能な同士でセンサなどを用意しなければいけない。
SwitchbotにHUBというものがあり、これはBluetooth接続のセンサをWiFiに中継する役割を持っている。
また赤外線リモコン機能もあり、ウチでは従来から使用している。
しかしその赤外線も屋外に作った温室までは届かない。
プラスチックファイバーで(赤外線経路を)延長してしまおうかとも思ったのだが、温度センサも屋外に置くことになる(温度センサはBluetoothインタフェースなので、HUBが近くにないと通信出来ない)ので、HUBをもう一台買うことにした。
以前から使っているものはハブミニ(約5.5千円)と呼ばれるもので、当時はこれしか無かった。
今回購入したのはハブプラス(約6千円)と呼ばれるもので、UFO型なのかと思ったら雲なのだとか。

ハブミニとの違いは本体のイルミネーション機能で、色々な色に発光させることが出来るのだが、だから何?って感じ。
他にハブ2(温湿度計付き)やハブ3(温湿度計や人感センサ付き)もある。
私としてはリモコン機能さえあれば良いので、中古を見つけてこれを落札した。
ハブミニの中古もいくつか出ていたが、それよりも価格が安かった。
出品者はリサイクルショップなのかな?箱入り新品みたいなものが届いたのは良いのだが、動作しない…
動作確認済みと明記されているのだが、商品説明には動作保証無しとあるので仕方がないか。
中を開けて目視点検&簡単な電圧チェックはしたが、異常は見つけられなかった。

電源スイッチが効かないので、CPUが動作していないのだろう。
リセットスイッチを押しても状態は変わらず、ウォッチドッグでも働いているのか?電流を見ると周期的に増減している。
LEDは赤→緑→青→白→消灯の順に点滅しているので、これはLED制御デバイスがコマンドを受けていない状態の動作だと思う。
SoCはnRF52832で、これはそこそこの価格(数百円)のデバイスの筈だ。
動作しないものは仕方がないので捨てることにする。
ハブがないとどうにもならないので、ハブミニの中古を買うことにした。
送料無料ではあったが、このハブプラスより高額というのが何とも。
久しぶりに安物を買って金を失ってしまった。
ジャンク表記だったけれど使えたとか、ちょっといじったら直ったなんてものが多かったのだが、こんな事もあるという事で。
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