若者の車離れは以前から言われているのだが、車離れの結果として運転免許取得率も減っているそうだ。
教習所に通うにも30万円~40万円が必要となり、車を所有するとなれば更にお金がかかり、保険や税金も重くのしかかってくる。
運転免許を取得しない人は、仕事で必要になったらその時に取る(会社から補助が出る場合がある)という。
内閣府のデータでは40歳以下の免許保有者数が減っているが、人口減少分もある。

国立環境研究所による将来予測

記事では車離れとしているが…

記事では以下のように書いている。
高校や大学卒業後に都市部に出ない若者にとって、クルマは単なる移動手段にとどまらず、家族や友人との交流、趣味活動の手段としても重要である。マイルドヤンキー層に見られる大型ミニバンや高級スポーツタイプ多目的車(SUV)への志向は、所有欲やステータスの象徴としての価値も残している。
都市部に出ない若者率は地方都市の規模によっても異なる。
現実問題として神奈川県西部とか千葉県東部、東南部では東京近郊ではあるが公共交通機関は少なく、本物の田舎と都市部の中間的エリアになる。
本題とは関係ないが、上の記事で”スポーツタイプ多目的車(SUV)”と書いているが、これだとSUVがスポーティな車みたいになる。
SUVの定義はハッキリしていないが、元々はピックアップトラックの改造版みたいな、いわゆる(米国で言う本物の)ミニバンの前身みたいな?何でも荷物が運べるよ的なスタイルを表したものだとか。
なので無理に日本語にするならば、スポーツタイプではなく(スポーツという言葉を入れたいのなら)スポーツ用とすべきだ。
と話は逸れたのだが、チバラギスタイルに見られる発展系がマイルドヤンキーとワンボックスの組み合わせだと言える。
伊豆のこの辺りだと田舎過ぎてマイルドヤンキーすら存在しなくなる。
アルファードでドンキホーテに乗り付けてくる車のナンバーは、北関東や東京近郊のものだ。
Xに「モデリスタの電飾パーツが格好良いと思う人がいるのだろうか?」とPostされていたが、それに対して”オレは格好良いと思う”、”あこがれる”とRepが付いてちょっと笑えた。
そうしたマイルドヤンキー生息地では、車があれば便利、なくてもまあ何とかなるかな、軽自動車を鬼キャンにしても良いよな、位の感じだろう。
一方で伊豆のこの辺りだと、車がなければ生活が出来ないレベルになる。
昔は18歳になったら教習所に通うのが当たり前みたいな感じだったが、それが今は地域によって随分違ってきたと言える。
生活に車が必須な地方では従来と変わらず、都市部ではもはや車は必要がなく、その中間地域では記事のように趣味や見栄としての車の存在がある。
車は維持費というか税金がかかるので他のものとは違うのだが、スキーや登山などの趣味と同じように考えると、余剰資金が必要になる。
これに関して記事では以下のように書いている。
若者のクルマ離れには、手取り収入の減少と生活費の増加が影響している。国税庁の統計によれば、20代前半の平均年収は約267万円、20代後半は約394万円である。軽自動車でも新車価格は100万~200万円、乗用車は400万円以上に達することもあり、購入や維持の負担は大きい。任意保険料の高額化も、クルマを「所有する価値」の再評価につながる。
○○離れの元凶は不況にあるのは間違いない。
可処分所得が多ければ、無駄に無駄なものを買ってみる贅沢が味わえる。
要らなくなったら捨てれば良くて、欲しくなったら又買ってみる。
週末にはスキーに行くから月に10万円は使う、夏はマリンスポーツでインド洋だよね、50万円位使うかな、みたいな時代があったのだ。
今の若者、いや中年にしても景気の良い時代を知らない。
生まれたときから、下手をすれば死ぬまで”弱い日本”で生きることになる。
だから消費の仕方も景気の良い時代とは違うし、未来には不安しかないのだから消費は抑えざるを得ない。
当該記事のコメントも、金があれば車を持ってる、金があれば免許くらい取ると書かれていた。

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