FineHUBとは従来の”デバイスを探す”の名前を変えたものだ。
”デバイスを探す”の前は”Android デバイス マネージャー”という名称だった。
Googleあるあるだが、勝手にアプリや機能の名前を変えてしまうので分かりにくい。
更にはサービスの継続性もGoogleは怪しいので、この機能がいつまで続くかも不明だ。
FindHUBは端末を探す機能で、予め登録したBluetooth端末がどこにあるのかを探すアプリである。
探すと言ってもUWB無線機はPixelの一部モデルにしか搭載されていないので、部屋のどこにあるのかまでは分からない。
近くにあるのか遠く離れているか、Bluetoothの電界強度を元に表示されるだけで、位置や方向も分からない。
Bluetoothも上手く使うとメートル単位での測位が出来るのだが、この手のワイヤレスタグはそこまでやっていないように思える。

230円で購入したBluetoothタグは独自アプリで動作した。
Bluetooth接続が切れると音が鳴って知らせてくれる。
一方でGoogleFindを使うものは、Bluetooth圏外になっても音は鳴らない。
しかし別のスマートフォンをリレーして位置が分かるのは、iPhoneのAirTagと同じような仕組みだ。
230円で購入したものも、GoogleFindを使うものもタグの発音体から音を出させることが出来る。
230円で購入した方はタグ側からスマートフォンを呼ぶことも出来るが、GoogleFindにその機能はない。
独自アプリ系のものが圧倒的に安く、品物にもよるが数百円だ。
沢山まとめて売られていたりして、1つのアプリに多数のタグを登録出来るようになっている。
なおGPSと書かれているが、タグにGPS機能があるわけではない。
あくまでもスマートフォンの測位機能を利用して、タグの位置を特定すると言うだけだ。
安物はBluetoothのリンク安定度はそれなりで、同じ部屋の中に置いていてもリンクが切れてピピピッと鳴ったりする。
かと思うと鳴らしたいときに鳴らない(リンクが切れている)など、オモチャレベルではあるが、使えないこともないという微妙な感じ。
GoogleFind対応品は千円くらいの価格で、エレコムでも売っている。
こちらもGPS機能はなく、スマートフォンの位置情報を使う。
独自アプリものより全体的に価格は高く、数百円から2千円くらいが相場のようだ。

PixelならUWB無線機が付いているので、UWB対応のタグであればiPhone同様に捜し物が出来るはずだ。
ただその為だけにUWB無線機を付けるの?と言われると何とも。
他に使い道としてはBMWのディジタルキーとして使えたはずだ。
UWBを使うので傍受されにくく、セキュリティレベルが上がる。
デメリットとしてはコストと消費電力で、現状では50mW位の電力が必要なのではないかな。
勿論間欠動作させれば平均消費電力は低減出来る。

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