G3390をしばらく使ってみて

G3390とG5030を併用して使っている。
G3390の騒音にも多少は慣れたが、G3390の音に馴れるとG5030がやたら静かに感じる。
G5030も単体で使っているとガコガコうるさいプリンタだなと思うのだが、G3390に慣れるとやたら静かというか無音じゃないか(言い過ぎ)と思う程(G3390の夜間利用モードより)静かなのだ。

正常な状態のプリンタを使う上でストレスになるのが音問題だ。
夜間利用モードにすれば多少は静かになるが、謎の動きが無くなるわけではない。
夜間利用モードにすると印字は遅くなるが、元々印字は速くないので夜間利用モードにしてみたり、夜間利用モードを切ってみたりしながら色々やっている。

正常に動作しない原因はWiFi問題である。
MG3530の時代から進歩していないというのも凄いというか、ソフトをそのまま使い回して誰もメンテナンス出来ない、みたいな事なのかな。

G3390専用WiFi APを立ち上げたのでWiFi電波強度に(少なくともインジケータ上は)問題がないのだが、実使用において問題がないわけではない。
最初はプリント中に通信が切れてしまい、PCの画面にプリンタと通信が出来ない旨のダイアログが現れた。
何が起きたのかとプリンタの画面を見たりしていると、通信が復活して印字が始まった。
別の日にはプリントしようとしてもプリンタが反応せず、この時は通信不良のダイアログは出ないまま(再接続されて)プリントに移行した。

その後最悪な事態となった。
プリントが途中で中断され、プリンタの画面は↓のようになった。

Windowsの画面には以下のダイアログが表示された。

キヤノンのユーティリティソフトからアクセスしようとしても失敗する。

再接続には位置情報が必要だそうだ。
何で位置情報が必要なのかは不明だが、とりあえず位置情報は与えたが…

しばらく待ったのだが状態は変化せず、プリンタの一部ボタンは反応しなかった。
電源スイッチは反応したので押すと、しばらくして電源が切れた。
電源を再投入した後は正常に戻った。

他にも印字が中々開始されない事は多い。
Windows側で印字ボタンをクリックし忘れたかな?と思って再度印字をクリックしたら、2部印刷されてきたりする。
これ、実は私が2回印字ボタンをクリックしたのではなく、プリンタ側の不具合だと分かったのは2度目に同様の事が起きたときだった。

最初に印字しようとしてもプリンタが反応せず、プリンタのHOMEボタンを押すと、ビッと音が鳴ってディスプレイが点灯した。
そこから10秒ほどすると印字が開始され、更に10秒ほどすると同じものがもう一部プリントされた。
この時はWindows側にはエラーのダイアログは出なかった。

G5030は有線LAN接続なので、通信が途切れることはない。
WiFiの不具合があっても勝手に復活してくれるのなら未だ良いが、ロック状態になるのは困る。
キヤノンのWiFi関連技術は10年前から進化していないんだなと思う。
問い合わせをしても10年前と同じように、電波を妨害する機器があるのではないかとか、電子レンジがあるとか、携帯電話の電波がいけないとか、そんな回答が返ってくるのではないだろうか。
返事には期待が出来ないので、通信不良の場合はWiFiモジュールのリセットを行うようにファームの変更を検討してくれと書いた。
するとステータスなど詳細を教えろと返事が来たので、(面倒なんだけど)調べて報告した。
これに対しては以下の回答が来た。

なお、今回お伺いしたネットワーク設定情報の印刷結果から、G3390本体とルーター間の接続設定に問題がないことを確認できました。

通信できない場合でもネットワーク設定情報の結果が同様でしたら、G3390本体は正常と考えられるため、セキュリティやパソコン内の印刷処理との兼ね合いが考えられる次第です。

プリンター側でご提案できることとしてお手数ですが以下の手順でドライバーの再設定をお試しいただけますでしょうか。

プリンタのステータスは通信が正常なときのものを送った(異常時はボタンが反応しないので送りようがない)ので、正常なのは当たり前である。
過去のログでも残るのなら意味はあるが、正常時のステータスを送っても無意味だと思うんだなぁ。
今回はPCが悪いと言ってきたので、スマートフォンから印刷しようとしても同じ(接続出来ない状態)ですよと返事はしておいた。

キヤノンのトラブルシュートでも、WiFiが使えないときにはUSB接続を使えと書いてあるわけで、もはやどうしようもないのかな。
電源を入れ直せば解決するのだから、WiFiモジュールの電源をいったん切ってイニシャライズし直すとか、そういうハードを入れたら良いのに。
論理的解決が出来ないのなら、力業で解決すれば良い。
G5030の有線LANではトラブルは起きていないので、WiFi関係の制御に不具合があるのは明らかだ。

何度かメールでやりとりをしたのだが、その中に設定の変更に関して以下があった。

IPv6の機能を無効にすることで通信が安定する場合がございますので、
お手数をおかけしますが、ご確認いただけましたら幸いです。

とりあえずはv6を無効にすること、WiFiの間欠受信を無効にした。
現時点で印刷の遅延(プリンタの反応が遅れる)なども含め、特別変化は感じられないので効果はなかった。
プリンタが即座に応答しないのはWiFiの間欠受信のせいではなく、そもそもAPをロストしているとか、そういう事ではないだろうか。

紙送りのトラブルは殆どない。
G5030でも紙送りの失敗は殆どなかったし、多少反った紙でも余り問題にはならなかった。
反りが酷いと紙を2枚引き込んだり、詰まってしまうこともあったが希だった。
G3390も今のところ問題は起きていない。
給紙トレイはG5030よりセット可能な枚数が増えた。

G5030用に作った給紙ガイド的なものを、G3390に付けて使っている。
これを使うと左右方向の位置決め精度が上がるが、G3390では必須とまでは言えない。
G5030はトレイ給紙がメインの設計みたいな感じだったので、背面給紙の精度が今ひとつだった。
ガイドを作ったのは、これがないと紙を斜めに引き込んでしまう事があったからだ。
G3390は背面給紙専用機なので、幾分改善された感じがする。
G5030では紙を沢山セットしておくと2枚一緒に引き込んでしまうなどがあったが、G3390では今のところ同様の不具合は起きていない。

ガイドは手持ちのアルミ板にアクリルのLアングルを貼っただけという、工作とは言えないレベルのシロモノだが、これでも多少は役に立っている。

G5030とG3390では背面給紙のガイドの高さが異なり、この自作品の位置も変わってしまった。
G5030の場合はもっと下の方に位置する感じだ。
背面の給紙ガイドの構造自体もG5030とG3390では異なり、一枚板のG3390の方がシッカリ出来ている。

謎の動きはあるのだが、G5030と違ってプリント前にガコガコ動くのは1分位だ。
その代わりプリントが終わったあとで2~3分動き続ける事がある。
音が大きいので電源を切りたくなるのだが、それが原因で壊れるのも嫌なので我慢している。
そう、まさに我慢を強いられる音の大きさなのだ。

G5030でもプリント後に謎の動きをする事はあったが、G3390より時間的には短い。
結局プリントの前にガコガコ動くか、プリント後にガコガコ・グーグー動くかの違いだ。

G5030はプリントデータを送るとガコガコ動き始め、それが終わるまではプリント出来なかった。
G3390はプリント後にガコガコ動くのだが、その最中に新たなプリントデータを送るとガコガコを中止してプリントしてくれる。
中止したガコガコは、そのプリントが終了した後に続く。
これでプリントの待ち時間が大きく減ったので、これはこれで有り難い変更だ。

プリント終了後のガコガコなのだが、一度だけかなり長い時間動きっぱなしの事があった。
電源を切ろうかどうしようか悩むくらい動いていて、これって暴走して止まらなくなったのかな?と思うくらいだった。
でも途中で電源を切るのもアレだし、一応操作パネルは反応していたのでそのまま放置すると、結局5分くらい動いて止まった。

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