米国では2018年頃から完全自動運転車の実証実験が開始され、2022年には商用運転が開始されている。
それに遅れること約1年、中国でも無人運転車の許可が下りた。
現在では米国でも中国でも、無人タクシーが普通に運行されている。
いわゆる無人運転車両という特別なハードウエアを備えた車ではなく、一般市販車レベルでの自動運転はテスラが進んでいる。
テスラはこれを使った無人タクシー業務に参入するとされているのだが、このロボタクシー計画の車両数が500台から60台に大幅縮小となった。
テスラ派はこれを、テスラが本気で無人タクシーをやる証拠だと書くのだが、なんで縮小が本気度拡大なのかは謎である。
テスラは今までに何度も自動運転に対する限界が見えた、みたいなことを言っていた。
事故があったり訴訟問題があったりで弱気になる部分もあるのだが、イーロンマスク氏は自動車事故ゼロは自動運転でなければ達成出来ない、我々はいち早く自動運転レベル5を達成すると主張する。
米国ではFSDが使える訳で、ここから得られるデータは膨大だ。
何万台もの車両が無料で、いやテスラに金を払ってFSDのテストをしてくれている。
金を払っても得にくい膨大な実走行におけるデータは、今後の開発の大きな資産である。
これはその昔のBENZが自動車事故のデータを集めまくったとか、ボルボも同様に実際の事故を研究したのと同じだ。
日本ではホンダレジェンドが自動運転レベル3として認可を受けた。
これが2021年だったので、やり方次第では世界に後れを取るようなことはなかったと思う。
ただしこれはメーカだけのことではダメで、国交省なども協力体制になければ何も始まらない。
なおレジェンドはレベル3自動運転機能を搭載するも、1年経たずに販売終了となった。
現在日本で走ることの出来るレベル3機能搭載車はBENZとBMWの一部車種に限られる。
ホンダは来年以降に販売されると見られるEVで、米国内で自動運転を可能にする技術を搭載すると予想されている。
Waymoは日本でもサービスを開始するべく、テストをしている。
道路状況や道幅なども米国とは異なるため、ある程度のデータ取得が必要だとのこと。
商用運転が可能になるのか?可能になるとしたらそれはいつからなのか?現時点では不明である。

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