この100年前の飴みたいなもの、材質的にはプラスチック系のように見える。
触った感じは乾燥ホタテみたいな、力を入れるとポロッと崩れる感じ。

タイヤチェンジャーは垂直の柱が前後に傾くように動くのだが、その衝撃を吸収するためのものがこれである。
要するにこの緑色の部分が弾性体で、ショックを吸収する。
元々はどんな感じだったのだろう?ウレタン的なものか、既に硬化してしまって弾性体ではなくなっている。
柱はエアシリンダの力で動いていて、エアシリンダにはスピードコントローラが付いているので急激には動かない。
しかし低速で動いていようとも、固定された何かにぶつかるのだから衝撃が発生する。
柱が動いてストッパーにドンと当たる衝撃を緩和するために、この弾性体がある。
しかしご覧の通りこの元弾性体はカチカチだ。
ウチにシリコン製の板というか、厚みが1cm位のぷにぷに感のある材料があった。
これに穴を開けて使ってみたのだが、柔らかすぎて殆ど役に立たなかった。
柱の部分は70kg位あるそうなので、かなり固いものでないと役に立たない。
そこでバンプラバー、バンプラバーと言うには小さすぎるのものを買ってみた。

黒いものはゴム製で弾性硬度70となっている。
同形状で黄色いものがあり、それはウレタンで硬度は90のものと95のものがある。
硬度40がプラスチック消しゴムくらい、硬度70は野球の硬球くらいかな?、硬度90だとゴルフボールくらいの固さだ。
柱は倒れる側の衝撃吸収機構と、倒れた柱が元に戻る側の衝撃吸収機構がある。
倒れる側は柔らかめの材質でも効果があって、こんにゃく的シリコン板でもそれなりに衝撃は改善された。
しかし戻る側はシリコンでは殆ど意味をなさず、このバンプラバーを付けてみた。
ゴムが固すぎて縮みきらない(右側のストッパーボルトに支柱が当たっていない)のだが、これはエアシリンダで支柱を引っ張っていない状態である。
エアシリンダで引っ張ると正しい位置になる。

写真を見ると均一に潰れていないことが分かる。
このバンプラバーは蛇腹状になっているわけではなく、外側にヒダ状の加工がされているだけだ。
ヒダによって強度差は生まれているが、ヒダ状の模様の付いたゴムパイプみたいなもので、縮みシロは大きくはない。
何ヶ月かしたら縮んだ状態のままで、伸びなくなっていたりして。
ストッパーボルトが斜めになっているので、ボルトを交換した。
ボルト上部にガムロックを乗せてみたが、柔らかいものなので潰れる。
でも破壊には至らず、柱を傾けると元の形状に戻る。
千切れてしまわないので、金属同士の接触は回避出来てガコンという音がしなくなる。

ビードブレーカのゴムもボロボロになっているのだが、ビードブレーカのエアシリンダはシャフトが太いのでバンプラバーが入らない。

購入したこれは余りに小さくてダメか。

ボロボロのゴムでも一応役には立っているので、これは又考えることにする。
チャック部分のペダルはモーメンタリではなくオルタネートになっている。
一度踏み込むとチャックが開き、もう一度踏み込むとチャックが閉じる。
途中でペダルを離すと、その時点の位置でチャックが止まる。
これはペダルスイッチのシリンダの機能ではなく、別の機構が付いている。
オルタネートのスイッチをバラした事のある人なら分かると思うが、アレの大型判みたいな機構だ。
ここにバネがあって、バネの強さを変える(板バネを曲げる)とペダルの操作感が変わる。
このあたりもグリスアップしながら調整した。
ターンテーブルを回転させるモータの極性切り替えスイッチは、ペダルからワイヤーで連結されている。
最近のものはペダルの所に回転方向を切り替えるロータリスイッチ的なものが付いているが、これはスイッチの位置がペダルから離れている。
スイッチはスペーサとナットで浮かせて取り付けられているが、これはオリジナルではい。

スイッチがスペーサで浮かせてあるのは、浮かせないとワイヤーの通る穴とワイヤーが干渉するためだ。
こうしてスイッチを浮かせてあるので、スイッチが高くなりカバーに干渉する。
そこでカバーの方を変形させてある。
と、かなり無理矢理な感じなのだが、何故こうなったのだろうか?
スイッチが壊れて交換する際に、オリジナルの部品が入手出来ず→別のスイッチを付けたら→ワイヤーとスイッチの位置関係が合わなくなり→スイッチをスペーサで浮かせたら→プラスチックカバーに干渉したので→カバーを変形させてネジ止めしちゃった、みたいな感じかな。
樹脂製カバーは(おそらく)熱を加えて軟化させ、そのまま上から押さえつけてスイッチ部分が膨らむように変形させたと思われる。

これはヒートガンで炙って修正を試みたが、型で押したりしないと元の形には戻らない。
ここって何か小物を入れるスペースなのかな、エアバルブとかの小物を。
余り使いそうにないので、こんなもので良いだろう。

スイッチのスペーサを抜いて位置を下げると、青矢印の部分が干渉する。

改善方法としてはワイヤー全体を(写真で)右にずらす必要がある。
ワイヤー取り付け部はL型の鉄板が使われていたので、取り付け穴を開け直して、全体を右に移動した。
しかしまだクリアランスが小さい。
接触はしていないのだが、間隙が1mm程度しかない。
本当はタイヤチェンジャーの筐体の穴(ワイヤーが通っている丸穴)を開け直すのが良いのだが、鉄板が厚いので諦めた。
そこでスイッチの取り付け金具の穴を開け直し、5mm位は右に移動させた。

ワイヤーの取り付け部からスイッチまでの距離を変えることが出来ない(ワイヤーのシースから出ている部分の長さが変えられない)ので、スペーサは筐体の下に移動して、スイッチのレバーからワイヤーの取り付け部までの長さが変わらないようにした。
ナットはそのままスイッチの固定板の下に入れた。
これでプラスチック製のカバーを無理なく取り付けることが出来るようになった。
その他気づいたところは整備していくが、概ねいじるところがなくなっている。
使っているうちに壊れたら直すのだが、使用頻度が低いから壊れないか?使用頻度が低すぎて壊れるか?

コメント