先日書いたリンレイ ウルトラハード WコーティングProの他に、液体ワックスも買ってみた。
液体ワックスと言えば以前にLOOX RAINCOATを使ってみた。
それはどうしたかと言えば、手の入りにくい部分に使っている。
拭き取りが楽なので、ドアのヒンジのあたりとかリアゲートの所とか。
あまりツルツルにならないのだが、撥水性は良い。
内容量は240mlだが、液体ワックスはどうしても塗布量が多くなりがちだ。
Gガード固形はかなりツルツルになるので分かりやすいのだが、ただこれにしても1ヶ月くらいでつるつる感はなくなる。
ツルツル感はなくなるが、撥水性はその後も持続する。
Gガードとプロックスファイナルは似たような特性だが、Gガードは少し塗りにくい。
プロックスファイナルは伸びが良いので作業がしやすく、Gガードよりもツヤが良い。
ワックスの塗布や拭き取りにかかる時間が同じだったとしても、作業性が良いのは使いやすいと感じる。
Gガードの液体版としてGガードNEOがある。
ガラス系コート剤を謳うのはGガード固形同様だ。
液体なのでGガードより塗布が楽で、耐久性は固形の3倍が謳われる。
ガラス系は有機ガラス、つまりアクリル系の樹脂が配合されているという意味だろう。
洗車用品に力を入れているのがコメリだ。
そのコメリの”プレミアムかんたんワックススプレー”の人気も高い。
ツヤも撥水性も耐洗車性も十分な性能だと評価される。

何でこの値段でこの性能が出せるのかと言われるその価格は、当初は税込み498円で現在は税込み698円(コメリサイト価格)、店頭価格は598円だ。
最初はこれを買ってこようと思ったのだが、近所のコメリでは品切れだった。
オンラインショップでも品切れで、一時期の酸性クリーナのように人気が集中している。
ただヤフオクでは値崩れし始めているので、そろそろ供給が安定するかも。
試してみたいというか、使ってみたい液体ワックスはいくつもある。
その中で今回はプリズムガードグラフェンを買ってみた。
グラフェンと付いているのは少し前からの流行みたいなもので、要するにカーボンですな。
これが入っていてどうなるのかはよく分からないし、グラフェンが塗面に綺麗に並ぶわけでもない。
他にはカルナバロウやシリカが入っている(分量明記無)と書かれている。
そっと置いておくとボトルの下にカーボンが沈殿する。
プリズムガードグラフェンはウルトラ大容量で500mlも入っている。
と思ったらKIRAXも500ml入りなのか。
耐久性はそれなりだが、ツルツルになって汚れが付きにくいらしいので買ってみた。
期待はしたもののGガードほどツルツルにはならなかった。
クーポンで安く買えたから良いか。

この製品はケイヘブンズという企業が販売しているもので、どこで作っているのかは不明だ。
ケイヘブンズは2019年に設立され、従業員は5名となっている。
業務内容としては海外製品の輸入販売やOEM事業と書かれている。
元ネタがどこで作られているのかは不明、ワックスメーカ以外での自社開発や製造は不可能に近く、これはエンジンオイルも同じだ。
エンジンオイルはオイル会社に仕様を指定して調合して貰ったり、或いは調合サンプルの中から気に入ったものを選び、それをオリジナル印刷された缶に詰めて納入して貰う。
そこに”レースで鍛え上げられた”とか”プロが選んだ”みたいなワードをくっつければ販売準備完了だ。
この手の小さなブランドがいつまで続くかは全く予想が出来なくて、生まれては消えるみたいな世界なのである。
そして言えることは、ワックスやコート剤メーカの品質を超えることは出来ないと言うことだ。
それらメーカが良いものが開発すれば、それは自社で販売する。
自社で販売した残りカスでもないが、オリジナリティの失われて付加価値の下がったものをOEM販売するからだ。
エンジンオイルの場合は価格を無視すればこうなる、みたいな事が不可能ではない。
ただしトータルバランスが崩れて、何かに特化した性能にはなる。
ワックスやコーティング剤の場合は、高い材料を使うと何かが良くなるかと言えば、これはそうでもない。
既に色々研究し尽くされた世界でもあり、それは自動車用もあるし産業用としても高性能を求めてやまない分野であるからだ。

ウルトラハード WコーティングProもそうなのだが、ツヤという点では固形ワックスの方が良い。
だから液体ワックスに多くは求めないが、最近の液体ワックスは耐久性などが向上している。
昔のものはそれこそガソリンスタンドのワックス洗車程度の、水溶性ワックスを振りかけるみたいなものが多かった。
固形ワックスは作業に時間がかかるので、今は余り好まれないのだろう。
それこそ洗車したまま水分を拭かずにスプレーすれば良い的な、簡単でありながらそこそこの性能が出るものが人気になっている。
耐久性は2ヶ月~6ヶ月を謳うものが多いが、実耐久性となるとその1/3程度になる。
洗車の度に再塗布とまでは言わないにしても、耐久性を求めるものではなさそうだ。
固形ワックスの場合は連続(つまり短時間のうちに)20回程度洗車しても効果は落ちない。
しかし液体ワックスの場合は、早いものだと5回の洗車で落ちてしまうものもある。
液体コーティング剤で一番使ったのはイオンコートだった。
大抵のワックスやコート剤は一度買ったらそれっきり、下手をすればそのまま使わずに捨ててしまったものも多い。
そんな中で何度か買い直しているのがイオンコートだが、現在の液体ワックスの性能には見劣りする。
イオンコートは毛髪にリンスがくっつくような感じで塗面に付着している。
ワックス類は水性にしても油性にしても、それら溶剤が蒸発する事で被膜になる。
これも一種の硬化と言えるのだが、溶剤を加えると又溶け出してしまう。
それに対して水性塗料のような構成のものは、いったん固まると水を吹きかけても溶けない。
これは水が溶剤なのではなく、塗料成分のセパレータとして働いているからだ。
大福同士がくっつかないように粉を振る、みたいなものである。
粉がなくなると大福同士がくっついて取れなくなり、その状態で粉をいくらかけても外れない。
水性塗料もこれと同じ事が起きている。
水分硬化型の樹脂は広く使われている。
シリコン充填剤もそうだし、シアノアクリレート接着剤も同様だ。
水分と反応して固まる性質を持っている。
これは比較的扱いやすいのだが、固まる条件がシビアだったり温度にも影響を受ける。
化学反応型でもっともよく使われているのが硬化剤で固めるものだ。
硬化剤を混ぜない限りは固まらないが、長期保存すると硬化剤だけが固まったりする。
反応時間もコントロールが出来るので使いやすいが、反応は温度に依存する。
また硬化剤を混ぜると反応が始まって自己発熱が起きるので、大量に混ぜると温度が上がって早く固まってしまう。
紫外線硬化樹脂もある。
自動車用としては紫外線硬化パテとか、過去には紫外線硬化型のコーティング剤もあった。
これは紫外線を当てれば良いので硬化をコントロールしやすいのだが、価格が高いかも。
長期保存可能な硬化型コーティング剤として売られているものがあるが、これは怪しい。
紫外線硬化型であれば可能だが、紫外線が入らない容器が必要だ。
スプレーボトルに入っているようなものは、硬化型と言いながら実は溶剤が入っているだけかも知れない。
SUVは車高が高いので洗車が面倒だ。
そこで登場するのが高耐久を謳うガラス系ボディーコーティングで、ディーラの収益源になっている。
作業は外注が殆どで、外注費は安く抑えられている。
大手の家電量販店と契約したエアコン設置業者みたいな感じだ。
施工業者はコストが抑えられているのであまり丁寧な仕事は出来ず、硬化速度が早く管理の楽なガラスコーティング剤を塗る程度だ。
工賃は安いが定期的に仕事が来るので、何となく仕事は受けている的に言っている業者もあった。
外注費は安いがディーラ価格は15万円~40万円と高額である。

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