リンナイの給湯器がエラーで止まってしまった。
エラーコードは610である。
調べてみるとファンモーターの不良らしい。
ファンモーターにゴミでも付着したのだろうか?
ここに引っ越してきた時も、一度だけ給湯器がエラー出停止した。
何か数字が出ているなとは思ったが、それがエラーコードである事に気づかないうちに数字は消えてしまった。
その後普通どおりに使えていたので、やがてエラーのことは忘れていた。
内部を見てみると、ファンモーターは奥の方に付いている。
手前にあるのはマニホールドで、ガス配管やバルブもこれに付いている。
さすがにガス配管をイジるのは…
ファンの様子を見ることは出来ないだろうか?
ブレーカーやバルブ類、比例バルブなどもここに付けられている。
これはテスト用のスイッチで、各スイッチで様々なテストが行えるようになっている。
テスト項目表は給湯器のパネル裏側にあった。
これが一枚の巨大な紙なのだ。
ファンモーターは見えるには見えるが、触ることが出来ない。
これら銅配管の向こう側になる。
一度元通りに組み立ててテストをするが、しばらく動作させるとエラーになる。
エラーで停止すると湯は出なくなるが、そのまま少し放置した後に湯を出そうとすれば点火する。
ただしまたしばらく使うと消火してしまう。
そこで再度チェックというか、フロントパネルを外したままで運転してみるとエラーにならない。
ファンの動きが悪くなり、風量が減少しているのかも知れない。
いずれにしても素人には直せそうにないのでリンナイに電話をした。
ファンモーターの不良は多くはないが、別荘地などでは非使用期間が長かったりするのと、湿度が高いこともあって動作不良は起きるとのこと。
サービスマンが伊豆市内にいるので伺わせますかと言う事になり、修理を頼んだ。
サービスマンはさすがにプロで、ささっとガス関係のパーツを外してファンモーターユニットを取り替えた。
配管やマニホールド内のガスが排出され、若干ガス臭がした。
作業時間は30分もかかっていないと思う。
時間を取っていたのは修理前の検査と、修理後の検査だ。
自己診断などを使って色々と検査をしていた。
元々付いていた方のファンモーターを見せて貰ったが、埃の付着もなく綺麗なモノだった。ただシャフトには錆が見られ、少し回転が重いかなと言う程度だ。
実際回転しなくなったわけではないので、致命的不良と言うことではない。
この手のファンは以前に修理したことがあったのだが、シャフトの軸受けやベアリング或いはメタルが駄目なモノは何をやってもダメだ。
ある程度の時間は回復して使えるのだが、やがて駄目になる。
柔らかいオイルでいったんグリスを洗い流し、新しいグリスを入れても駄目だった。
注油で摩耗が直るわけではないので仕方がないところだ。
ただ摩耗ではなく、錆などであれば修正が可能な場合もある。
修理代は約1.5万円だった。
ファンユニット自体は3.3千円、出張費と工賃が約1万円と消費税だ。
これで同様のエラーが起きた場合は他の部分の不良となり、その場合は今回の修理費が値引きされるそうだ。
ファンモータ異常はファンモータが異常の時と、センシングを行っている制御基板の不良の時に出力される。
制御基板よりもファンモーターの故障確率が高いと言うことでファンモーターが交換されたわけだが、制御基板が壊れていないとも言い切れない。
テスト時にエラーが出れば原因はハッキリするのだが、サービスマンが来た時には正常動作していた。(内部にエラー履歴は残っていたかも知れない)
エラーが起きるかどうかのギリギリくらいの状況だったのか、或いは制御基板側の何かが不安定だったのか。
修理記録には、ファンモーターの異常が疑われる為に交換したとなっていた。
修理後にはエラーが起きていないので、今のところは直ったと判断している。
この件に関して再度エラーが出るようなことがあれば、又報告したい。
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