バキュームシーラーを使う

家電製品

電子部品の保存にバキュームシーラーは必須である。
高温多湿の日本に於いて、パーツを引き出しなどに入れておくとリードが酸化して、半田付け性が悪化する。
私はチップ部品などは、カメラ用の防湿庫に保存している。
え?じゃあバキュームシーラー、要らないじゃん。

ま、まあそうなんだけど…
じゃあ食品保存用に使うとしようか。

バキュームシーラーも中華パワーで安くなったものである。
今回購入したものも、購入時の価格は6千円しなかった。
構造は簡単なもので、バキュームポンプとシーラーが合体したものだ。

黄土色に見える部分がシーラーのヒーターで、その奥の6角形的なところがバキュームチャンバーになる。
スイッチを押すと減圧され、シールされ、減圧部が大気開放されて蓋のロックが外れる。

公称-80kPaの真空度だとの事なので、測ってみる。

-65kPa程度、まあこんなものか。

袋は専用のものを使う。
専用のものでないと、袋自体が張り付いてしまって奥の方のエアが抜けない。
専用の袋は内部がエンボス加工的になっていて、ピッタリくっついても空気の流れる隙間が確保される。
袋は袋状になったもの、いや、袋だから袋状なんだけど、それ以外にロール状のものもある。
ロール状のものは袋になっていないので、まずは袋にしなければいけない。

袋状にするには、バキュームシーラーのシールボタンを押して行う。

ロール状のものが袋状になった。
この中にシールしたいものを入れて、バキュームシーラーにセットする。

バキュームチャンバーの方まで袋を入れる事で、袋の内圧を減じられる。

そのまま蓋をロックされるまで閉め、スイッチを入れる。

袋の中が減圧される。
減圧が完了すると、シーラー部に通電されてシールされる。

水気のあるものだと、水分も吸引されてしまうのでシールがうまく行かない。
魚などをシールする場合は、水気があってもシールできるバキュームシーラーを選んだ方が良い。
或いは先に冷凍し、凍ったものをシールするかだ。
シーラーで過熱される部分が乾いていれば良いので、水分を阻止するものを入れておく手もある。
或いは何度も過熱を繰り返して、無理矢理シールしてしまうかだ。

なおチャンバー内に水分が吸い込まれても、バキュームポンプには到達しにくいようにはなっている。

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