トロロ藻対策に関しては以前の記事をご覧頂くとして、結果的にはトロロ藻再発となった。
トロロ藻と言っても活着性のもので、これはヤドカリも殆ど食べてくれない。
もしかするとライブロックから簡単に外れるタイプのトロロ藻も再発しているのかも知れないのだが、ヤドカリが食っているので目立たないだけの可能性もある。
いずれにしても、この活着性トロロ藻に関しては打つ手がなくなった。
残るはリセットなのだが、サンゴが付いているライブロックを捨てる訳には行かない。
となると、そのライブロックと一緒に水槽に藻を持ち込むことになる。
それで意味があるのか?
と考えていても仕方がないのでリセットの準備をする。
底砂が足りなくなりそうだったので、パウダーを20kg購入した。
数年前に買った時には20kgで3千円もしなかったのに、今やその3倍の価格である。
で、安価なところで買ったら砂目が細かく色が余り白くなかった。
これってサンゴ砂?普通の海砂?
まずは水槽の水を抜く。
170リットル程度抜いてライブロックを取り出す。
抜いた水は(以前RO水で人工海水を溶く時に使っていた)大型ポリバケツに溜めておく。
溜めた水は底砂を洗ったり、サンプ槽の掃除用に使う。
他にコンクリートを練る時に使うトロ船にも水を溜め、これはサンゴなどを入れておく。
活着性トロロ藻の状態が分かるだろうか。
ライブロックを取り出し、魚を捕まえ、底砂をかきだしたら水槽内を洗う。
ガラス面の石灰藻はなかなか取れないので、諦めるべき所は諦めた。
スクレーパで削るのだが、端の所はなかなか取れない。
時間があれば強酸で溶かすのだが、どうせ又付着するからと諦めた。
デトリタスで泥水のようだ。
土壌バクテリアなどを添加するとデトリタスはより多く溜まる。
一部は物理フィルタやプロテインスキマで排出されるが、底砂の下の方はこんなに汚い。
泥的なものと細かな底砂を一緒に排出する。
配管内は、今回は真水で洗浄するのみにした。
クエン酸や水酸化ナトリウム、あるいは次亜塩素酸ナトリウムで洗浄したいところだったのだが、手を抜いた。
揚水ポンプの吐出口から水道水を入れ、サンプ槽までを洗浄した。
その後サンプ槽に海水を溜め、揚水ポンプを動かして真水を排出した。
底砂は綺麗に洗って再使用する。
ライブロックはオキシドールをかけてしまうので、おそらく付着生物は死ぬと思う。
こうなれば硝酸塩とリン酸塩は上昇するはずだし、バクテリアも減少する。
なのでバクテリアの付着した底砂は洗って再使用する。
洗うの結構大変で、洗っても洗っても水が濁る。
まあ新しい砂を買った時も同じなんだけど。
この時期加温が要らないのは助かるが、少し水温が上昇気味だ。
気温は30℃を超えたが、湿度は58%とこの時期にしては低い。
湿度が低かったので蒸発により水温上昇が多少は抑えられた。
取り出したライブロックには過酸化水素水をかける。
過酸化水素水をスプレーボトルに入れ、それをライブロックにかけていく。
過酸化水素水は全部で3リットルくらい使った。
3リットルでは足りないが、10リットルくらいあればライブロックを浸けておくことが出来る。
過酸化水素水で洗浄すると、石灰藻は綺麗になくなってしまう。
しかしこびりついた藻類はすぐにはなくならない。
ただ以前の実験で、過酸化水素水処理をした藻類はヤドカリなどがどんどん食べてくれる事が分かっているので、余り神経質にはなっていない。
リセット後はライブロックを減らす予定である。
底砂を水槽に戻したが、厚さが2cm位にしかならなかった。
硫酸還元が起きている場所はなかったので、3cm位の厚さにしようと思う。
今回購入した砂を洗い、水槽に足した。
色の違いが分かるだろうか?
ペットボトルのキャップ2個をくっつけても良いが、材質がポリエチレンなので接着は効かない。
浮かないように作るのならば石膏やセメントを詰めて2つのキャップを向かい合わせに貼り付ければ、ねじの部分で強く嵌合させる事が出来る。
また塩ビ管を輪切りにしても良いし、コンクリートのサイコロ状のものもホームセンタで売られている。
ライブロックにくっついていたカニは全部で4匹いた。
大きな2匹はプラスチックの容器に入れておいたのだが、水温が上がったようで死んでしまった。
海外のサイトを見ると、リセットする時にはライブロックは1週間天日干ししろと書かれていた。
藻類を完全に除去するには1週間の天日干しが必要らしいのだが…
そもそもサンゴが活着しているライブロックはどうしようもない。
今回使わなかったライブロックは天日干しにする。
トロロ藻と決別するためには、サンゴが活着しているライブロックはサンゴと一緒に捨ててしまうのが良いのだろうか。
スターポリプの付いたライブロックは、スターポリプの部分も含めて短時間ではあるが過酸化水素水をスプレーした。
しかしスターポリプに重大な影響はなかった。
スターポリプ以外のサンゴが付いたライブロックも、短時間ではあるが過酸化水素水はかけてみた。
ただし長時間サンゴを空気中に出しておく事も出来ず、更にはサンゴの近くにもオキシドールは付けていない。
結局トロロ藻付きのライブロックを水槽に戻したことになる。
これでいいのか?
リセットの意味はあるのか?
ヤドカリが減っていた。
数えた訳ではないが50匹くらいしかいなかった。
今度又捕ってこなくては。
コケ対策にウニも入れたのだが、発見出来なかった。
ウニなんて簡単には死なないと思っていたし、死んだら骨格が残るんじゃないのかな。
底砂中のゴカイ類などは見当たらなかった。
横浜時代には底砂にゴカイ的なものがうごめいていた。
いつだったかゴカイ(イソメ)を買ってきて投入したのだが、死んでしまったのか食べられてしまったのか。
写真は水を張ったばかりでまだ濁っている。
ライブロックを減らし、空間を大きく取るようにした。
ライブロックは一部レシプロソーで切断して高さを合わせるなどした。
リセット用に用意した海水は300リットルほどだ。
公称200リットルのホームローリーは220リットルくらいしか入らないだろうと思っていたのだが、実際には満タンで240リットルくらい入ることが分かった。
これに加えて20リットルのポリ容器3つ分の海水を汲んできた。
リセット後はORPが低下した。
普段は360mV程度なのだが、270mV位になった。
魚が一匹死んでしまった。
体に傷が出来ていたので、ライブロックなどにぶつかったのかも知れない。
小さな魚である。
リセット中は発泡スチロールの箱に入れていたのだが、跳ねて蓋にぶつかる音などがしていた。
たぶん暴れていたのは大きな魚だと思うので、この小さな魚がどこでけがをしたのかはよく分からない。
今回は作業に6時間ほどを要したため、生体へのダメージも少なからずあったはずだ。
リセットから2時間ほどすると少し水が澄んできた。
1日経つと水は綺麗になった。
リセット10時間後にNO2が0.1ppm前後まで上昇していた。
ライブロックに残った藻の一部分はヤドカリが食べていた。
リセット翌日、NO2は0.3ppmまで上昇した。
NO3が5ppmほどなので、バクテリアが全く働いていない訳ではない。
リン酸塩は久々に見る高値、0.1ppmに迫った。
水質の悪化が見られたので、リセット翌々日に再度換水した。
換水12時間後の水質は、NO2=0ppm NO3=2ppm PO4=0.018ppmだった。
経過などに関してはBlog_Aの2022年7月26日あたりの記事から書いている。
以前に購入して未だ使い切っていない、土壌バクテリアと庭にまいていたサムライEXを添加することにした。
バクテリアそのものが少ないと思われるので、NO3:PO4-Xの添加は危険かも知れない。
果たしてトロロ藻はどうなるのか。
1~2ヶ月後に追記する予定である。
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