ドイツ車と日本車の大きな違いはハンドリングだ。
日本車の場合は、ステアリングを切るとフロントがロールして、それからステアリングを切った方向に曲がる感じ。
最初のステアリング操作によるスクラブ抵抗が、外側のフロントサスペンションを縮め、それから車両の向きが変わる、まあ実際には車両の向きが変わろうとするからロールするのだが、感覚的にはそうだ。 ドイツ車の場合はステアリング操作で車の向きが変わり、その結果としてロールが起きる。
ドイツ車から日本車に乗り換えると、ステアリングのラフな操作でも車体が左右には振れにくいので楽、そのつもりでドイツ車に乗るとシビアに車両は反応する。 ステアリングのわずかな操作に車が反応する特性を、神経質だ、まっすぐ走らせられないという人もいる。
これはステアリングギアレシオの問題ではない。
そんな感じがするねと言う人には分かって貰えて、そうなの?と言う人には説明だけでは理解して貰えない。
そういう類いの違いだが、明確な違いでもある。
今の車は日本車並みに操作は軽くなって、CLSなどブレーキが軽すぎてフィールが悪かった。
それに加えてBASの感度も高かったので、意図せぬ急ブレーキがかかってしまったことがあった。
昔のVWなんかブレーキブースター付いてないの?みたいな重さで、最初に乗った時には止まれないかと思った。
これはどちらが良い悪いではなく、乗っていればやがて慣れる。
なので文化みたいなものだ。
最初にBMWに乗った時は、ブレーキとコーナリング性能の高さが面白かった。
同じドイツ車でもBENZとは違っていて、セダンであってもスポーティな味付けなのだ。
ブレーキング時の姿勢変化の少なさ、ロールの少なさ、でもサスペンション自体は過度に固い訳ではない。
コメント
この、車の挙動、アニメ(カートゥーン)を見ると、両者の違いがよくわかります。日本のアニメでは、車が傾いてから曲がる。海外のそれだと、曲がってから傾く。