オイル上がり

写真はジムニーのエンジンのステムシールを交換した時のものだ。
ステムシールってゴム的なもので出来ているのに、相当な寿命がある。
軽自動車だとエンジン回転数が高い訳で、ステムシールも酷使される。

この作業を行った時はピストンリングも替えた。
オイル下がりがあったから当然なのだろうが、ピストンリング部分にもスラッジが沢山溜まっていた。
ピストンリングを交換しなくて良いのなら、ヘッドを外さずにステムシールを替えることが出来る。

オイル上がりの場合はピストンリングを替えなければいけないので、シリンダヘッドを外すことになる。
工賃をかけて直すか、廃車にしてしまうか、知人は悩んでいる。
1000kmで1リットルほどオイルを食うそうで、加速すると白煙が見えるそうだ。
ちょっと調べてみるとダイハツタントはオイル上がり対策ピストンがあるらしい。

とりあえずは20W-50位の、固めのオイルを入れればごまかせる。
極悪中古車屋は、エンジンオイルにギアオイルを混ぜて粘度を上げるのだとか。
タントは0W-16〜5W-30(年式と過給器の有無で異なる)が指定だ。

オイルが減る⇒オイルを足すの繰り返しだと、オイル分は減っていくがスラッジは減らない。
つまりエンジン内部ではスラッジが濃縮されていくことになる。
どうせ廃車にするなら、エンジンオイルに灯油を混ぜて少し走り、オイル交換時に又灯油を入れて少し走りと、それを何度か繰り返してみたらどうかと言っておいた。 タントのオイル量は2.5〜3リットルだそうなので、オイル2.5リットル+灯油0.5リットル位の混合で良いかな。
うまく行けばピストンリングの固着が取れるかも知れないし、うまく行かなければ何も改善しないばかりか、メタル類が傷んで異音が増えるかも。 オイルは一番安いもので、たぶんホームセンターで4リットル缶が2千円以下で売られていると思う。

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